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ダカール7日目:雨で短縮のデイ7はペテランセルが制覇。ローブとのギャップ広げる

2017年01月10日 11:11  AUTOSPORT web

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ステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR)
2017年のダカールラリーは9日、ラパズ~ウユニ間622kmのデイ7が行われ、総合首位のステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR)がステージ優勝。総合2番手とのギャップを1分57秒まで広げることに成功した。

 当初、デイ7では322kmのスペシャルステージ(SS)が設定されていたが、ボリビアで続く大雨により、距離が短縮。161kmで争われた。

 総合トップのペテランセルは、同2番手のセバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR)に対し、一時1分以上のギャップを築いてみせる。

 SS後半ではローブが反撃し差を縮めたものの、ペテランセルが48秒のリードでステージ制覇。総合でのギャップを広げることに成功した。

 また、このステージでは総合3番手につけていたシリル・デプレ(プジョー3008DKR)がペースを上げられず、ステージ7位と苦戦し、総合4番手に後退。代わってホアン・ナニ・ロマ(トヨタ・ハイラックス)が総合3番手に浮上した。

 総合5番手にはミッコ・ヒルボネン(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ラリー)、総合6番手にはステージ3位を獲得したジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックスEVO)がつけている。

 市販車部門4連覇を目指すチームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)はクリスチャン・ラヴィエル/ジャン-ピエール・ギャルサン組327号車が総合24番手/クラス首位につけたほか、三浦昴/ローラン・リシトロイシター組332号車は総合27番手/クラス2番手に続いている。

 トラック部門を戦う日野チーム・スガワラ勢は菅原照仁/杉浦博之組516号車は総合10番手、菅原義正/高橋貢組535号車が総合31番手につけた。

 二輪部門では、サム・サンダーランド(KTM450ラリーレプリカ)が総合首位をキープ。17分45秒差の2番手にパブロ・キンタニヤ(ハスクバーナFR450ラリー)、22分16秒差の3番手にエイドリアン・バン・ベーフェレン(ヤマハWR450F)と続いている。

 ホンダ勢最上位はパウロ・ゴンサルベス(ホンダCRF450ラリー)の総合8番手だ。

 現地10日に行われるデイ8はボリビア・ウユニからアルゼンチンへ入国。アンデス山脈の麓にあるサルタを目指す892kmが行われる。