現地1月9日に行われるダカールラリーのデイ7は、降雨の影響でSS距離が短縮されることとなった。
ボリビアで振り続ける大雨により、デイ6の走行がキャンセルされた2017年のダカールラリー。休息日を挟んで行われるデイ7も、悪天候の影響を受けることとなった。
デイ7はラパズからウユニまでの622kmが予定されており、このうち322kmがスペシャルステージ(SS)として設定されていた。しかし、主催者側は豪雨により、予定通りのルートでの実施は困難と判断。SS距離を半減させると明らかにした。
なお、このデイ7はウユニのビバーク到着後、マシンの整備を行うことができない“マラソンステージ”として設定されており、総合トップ3を独占するプジョー勢のドライバーはリスクを避けた走行が重要だと語っている。
総合首位のステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR)は「これまでとは違ったアプローチをする必要がある」と述べた。
「毎年、マラソンステージでは全開走行はしていないんだ。マシンを守るために、普段以上に丁寧な走りが求められるからね」
こう語るペテランセルから1分9秒差につけるセバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR)も「一切のパーツを壊さないように心がけることが、なによりも重要だ」と語った。
「10日の走行を終えるまでサービスを受けられないわけだから、初日にダメージを受けないことが重要になってくるんだ」
「これまでより、少しだけマージンを取った走りにはなるだろう。ただ、それ以外は普段と変わらないよ」