2017年のダカールラリーは6日、トゥピザ~オルロ間のデイ5が行われ、セバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR)がステージ優勝。ステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR)が総合首位に浮上した。
デイ5は総走行距離692km、SS距離447kmが予定されていたが、悪天候の影響でSS距離が219kmに短縮されて実施された。
前日、ナビゲーションミスにより総合首位の座を失っていたローブだが、デイ5では安定した走りを披露。一時は後続に対し6分近いギャップを築いてみせる。
しかしフィニッシュ直前、わずかにナビゲーションミスがありタイムロス。ホアン・ナニ・ロマ(トヨタ・ハイラックス)に差を詰められたものの、44秒のマージンをもってステージ優勝を飾り、総合2番手にポジションを上げた。
前日、四輪部門転向後、初のステージ優勝を果たしたシリル・デプレ(プジョー3008DKR)は思うようにペースを上げられず、ステージ中盤で10分以上の遅れを取り、ステージ4位フィニッシュ。総合では3番手までポジションを落としている。
代わって総合首位に浮上したのはペテランセル。ペテランセルはステージ序盤にコースロストする場面があったものの、ローブから1分31秒遅れでステージ3位フィニッシュ。1分以上のギャップを持ってのトップ浮上となった。
これにより、プジョー勢は総合でトップ3を独占。総合4番手はナニ・ロマ、総合5番手にはミッコ・ヒルボネン(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ラリー)が続いている。
市販車部門4連覇を目指すチームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)はクリスチャン・ラヴィエル/ジャン-ピエール・ギャルサン組327号車はステージ24位でフィニッシュしクラス首位をキープ。三浦昴/ローラン・リシトロイシター組332号車はステージ32位、クラス2番手に続いた。
トラック部門を戦う日野チーム・スガワラ勢は菅原照仁/杉浦博之組516号車は総合12番手、菅原義正/高橋貢組535号車が総合32番手となっている。
二輪部門ではサム・サンダーランド(KTM450ラリーレプリカ)が部門首位に再浮上。2番手にパブロ・キンタニヤ(ハスクバーナFR450ラリー)、3番手にエイドリアン・バン・ベーフェレン(ヤマハWR450F)が続いている。
前日、タイムペナルティが課されたホンダ勢最上位はパウロ・ゴンサルベス(ホンダCRF450ラリー)。デイ5でステージ2位に食い込み、総合10番手につけている。
現地7日に行われるデイ6ではオルロ~ラパズ間の786kmが行われる。