5日に行われたダカールラリーのデイ4で激しいクラッシュを演じたカルロス・シンツ(プジョー3008DKR)が大会リタイアを余儀なくされた。
サインツはアルゼンチン・フフイからボリビア・トゥピザを目指す521kmを走行中、フィニッシュ直前にマシンが横転するクラッシュを起こしてしまった。
サインツとコドライバーのルーカス・クルズは辛うじてマシンをフィニッシュ地点まで運んだものの、マシンのフロント部分は大破している状況。サービスパークでマシンをチェックしたチームは、定められた時間内でのマシン修復は不可能と判断。リタイアとなった。
「あのアクシデントでマシンのラジエーターとシフト周りが故障した。そのため、ラリー継続は不可能と判断したんだ」とサインツ。
「できる限りの手は尽くしたんだけどね」
また、サインツは背筋に痛みが出ていることも明かし、仮にマシンが修復できていても競技続行は厳しかったとも述べている。
サインツはデイ4序盤、チームメイトのセバスチャン・ローブやほかのドライバーらと同様に、ナビゲーションミスからコースをロスト。大きくタイムを失った。その結果、必要以上にプッシュせざるを得なかったことがクラッシュに繋がったという。
「スタート直後に大きなロスがあったんだ。だから、なんとしてもリカバリーしようとプッシュしていた」
「必要以上にリスクを冒すと、こういう結果を招いてしまうんだ」