結婚相手紹介サービスのオーネットは1月5日、成人式を迎える全国の独身男女を対象にした恋愛・結婚意識に関する調査の結果を発表した。
昨今、若者の「恋愛離れ」が問題視されているが、同調査結果では新成人の59%が交際経験ありということが明らかとなった。
4人に3人は「交際相手がほしい」と回答 「ときめきたい」という人も多数
調査は全国の新成人600人を対象とし2016年12月1日~5日にインターネット上で実施。
性別ごとに見ると男性の54.3%、女性の63.7%が交際経験ありとしている。片思いを含めると全体の81.3%が恋愛経験ありだという。
現在交際相手がいる新成人は30.7%で、2008年以来の高水準を記録。ただ、1996年には50%と2人に1人は交際相手がいたことを考えると、現代の若者の恋愛離れは否めないが、2012年の24.7%から上昇傾向をたどっており、確かに改善しているようだ。
また現在交際相手がいない人でも、「交際相手がほしい」と思っている人が74.7%と前年の64.0%を上回っている。理由の1位が「一緒に時間を過ごす相手が欲しい」(男性74.5%、女性74.2%)でダントツ。男女ともに4人に3人が誰かと一緒に人生を送りたいと思っていることがわかる。2位には「ときめきたい」(男性33.8%、女性45.2%)が続いた。
7割が結婚したら子供がほしい 「2人以上」を望む人も
恋愛に対して積極的になれば、当然ながら結婚に対しても前向きになってもおかしくない。「結婚したい」と思う新成人は79.0%と前年の74.3%よりも上昇した。その理由として「好きな人と一緒にいたい」「子どもがほしい」「家族がいると幸せだと思う」などが上位に挙げられていた。
新成人の7割は「結婚したら子どもがほしい」と回答しており、そのうちの9割が「2人以上ほしい」と望んでいることがわかった。出生数が100万人割れするというニュースが年末に話題となったが、新成人を迎える若者は、結婚して子供を設けたいという願望を持っている。
調査を実施したオーネットは、恋愛離れが進んでいることは否めず、未婚化や晩婚化は深刻な社会問題としながらもリリース内で、
「若年層が早期に結婚し家族を持つことは、その改善へとつながります。今回の調査結果は、結婚すること、家族を持つことに意欲のある若者がまだまだ大多数であることを示しています」
と前向きなコメントを述べている。