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【結果発表】トップ3が接戦の展開に。2016年衝撃ニューストピックス編トップ10

2017年01月05日 19:01  AUTOSPORT web

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スーパーGT第7戦タイのスタートシーン
2017年に入ったばかりで恐縮ですが、2016年のモータスポーツを振り返り、みなさまの心に残ったニュースを投票という形でお聞きした今回の投票企画。第一弾のレース編に続いて行った第二弾トピックス編でも多くの方が投票にご協力してくださいました。

 今回の投票結果は、1位が飛び抜けた結果となったレース編とは打って変わって接戦になりました。最終的に2位と3位の差が6パーセント。1位と2位の差はわずか3パーセントという結果になっています。

 それでは、そんな接戦を演じた気になる投票結果を10位から順に発表させていただきます。

2016年衝撃ニュース ベスト10:トピックス編

■若手に託し次のステップへ
10位:土屋武士、17年はGTレギュラー参戦しない意向
9位:琢磨、アンドレッティと契約
8位:マクラーレンの顔、ロン・デニスが解任

 第10位は2016年スーパーGT300クラスで悲願のチャンピオン獲得を果たした土屋武士が、2017年は若手に任せて自分はレギュラードライバーとしてはマシンに乗らない意向を示したニュースでした。チームのステップアップのためにマシンを降りる決意をした土屋武士とつちやエンジニアリングの“新たなステージ”に注目です。

 第9位はインディカーシリーズで活躍する佐藤琢磨の移籍発表。移籍先に決まったアンドレッティ・オートスポーツは過去4度チャンピオンを獲得する経験値を持ち、データ収集の点で有利に働く4台体制を敷く名門チームとあって話題となりました。

 ロン・デニスがマクラーレンの会長およびCEO職を更迭されたニュースが第7位にランクイン。長年に渡ってマクラーレンを引っ張り、その手腕で数々のタイトル獲得に貢献してきた氏の失脚に驚かれた人も多かったのでは。

■気になるホンダ5台目の行方
7位:NSXの新チームは無限&ヨコハマ。NAKAJIMAに松浦が加入
6位:フォルクスワーゲン、16年限りでWRC撤退
5位:ドラゴコルセ、2016年限りで活動終了

 第7位はホンダ系GT500新チームの発表およびNAKAJIMA RACINGの体制発表のニュース。例年にない早い時期の発表に加えて、参戦が噂されていたTEAM無限の復活、松浦孝亮と中嶋大祐の移籍、そしてヨコハマタイヤの装着と話題性に溢れる発表でしたね。

 セバンスチャン・オジエとともに2013年からドライバーズ&マニュファクチャラーズタイトル4連覇を果たし、新規定が導入される2017年に向けた準備も着実に進めていたフォルクスワーゲンのWRC撤退発表が第6位に。このニュースの直前に2022年までの長期参戦プログラムの策定を開始した、というニュースが流れていただけに突然の発表には驚かされました。

 第5位には道上龍監督が立ち上げたドラゴコルセが、2016年限りでスーパーGTとスーパーフォーミュラの両カテゴリーでの活動を終了すると発表したニュースが選ばれました。2016年の鈴鹿1000kmでは武藤英紀がチーム初のポールポジションを獲得。続くタイラウンドではオリバー・ターベイに代わって牧野任祐を起用し2位表彰台を獲得するなど、着実にチームの実力を示していたさなかの活動終了発表は、多くの方に衝撃的ニュースとして受け止められました。

■一時代の終焉を感じた王者の撤退
4位:山本尚貴が狩野アナとの結婚を報告
3位:脇阪寿一、涙のGT引退セレモニー
2位:アウディがWEC/ル・マン24時間から撤退

 第4位はおめでたい話題がランクイン。2016年8月、スーパーGTやスーパーフォーミュラで活躍する山本尚貴がテレビ東京アナウンサーの狩野恵里さんと結婚することを発表しました。2016年12月には都内のホテルで披露宴を挙げ、多くの関係者から祝福を受ける姿がTwitterやFacebookなどのSNSで取り上げられていましたね。

 ここからはいよいよベスト3の発表です。第3位は、スーパーGT開幕戦岡山ラウンドで行われた脇阪寿一のGT引退セレモニーでした。2016年2月の体制発表でチーム・ルマンの監督就任と同時にスーパーGT引退を発表した寿一に、トヨタとGTアソシエイションは引退セレモニーの場を用意。多くの関係者、ドライバー、観客が見守るなか壇上で涙を浮かべながらコメントする“ミスターGT”の姿は印象的でしたね。

 近代ル・マンの雄、アウディのFIA世界耐久選手権(WEC)撤退発表が第2位となりました。1999年の参戦開始以降2016年までの18年間でル・マン総合優勝13回を誇る耐久王は、マシンのモジュール化やディーゼルエンジンの採用、LEDヘッドライトの導入などスポーツカーレースに数々のイノベーションをもたらしました。最終レースとなったバーレーンでは、LMP1クラスで激戦を展開したトヨタ、ポルシェ陣営のほか、チームスタッフやドライバー、コースマーシャルからも敬意を表するメッセージが送られたシーンは感動的でした。

■まさかの発表に全世界が驚いた
1位:ロズベルグが戴冠5日後に電撃引退

 2016年衝撃ニュースランキング:トピックス編の第1位は・・・・・・F1ワールドチャンピオン、ニコ・ロズベルグの引退発表でした。最終戦アブダビGPでルイス・ハミルトンとの接戦を制し、初のF1チャンピオンを獲得してからわずか5日後、自身のFacebook上で突然行われた引退発表は瞬く間に広がり世界中の人々を驚かせました。この電撃引退は比較的落ち着いていた今オフのストーブリーグを大いに賑わせる要因となりました。

 以上がみなさまに投票していただいた2016年衝撃ニュース(トピックス編)ベスト10でした。2016年は結婚や新チームの始動という明るいニュースとともに、メーカーの撤退やドライバーの引退といった寂しいニュースもあった1年でした。2017年はもちろん、前者の話題が増えることを期待しましょう!

 最後に、年末に行った第一弾と年をまたぐ形となった今回の投票企画にご協力いただきまして、ありがとうございました。