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エアコン、パワステ装備でも過酷。『スーパーGTファイルVol.3』はGTドライバーの仕事に迫る

2017年01月05日 18:51  AUTOSPORT web

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スーパーGTファイル Ver.3
今のGT500にはパワーステアリングだけでなくエアコンまで装備。ドライバーのドライビングテクニックは必要でも体力はそれほど必要としないのでは……と想像するスーパーGTファンも少なくないと思います。

 車載映像を観てもやっていることはペダルやパドル、ハンドル操作だけで、その仕事が過酷であることは全く伝わってきません。

 しかし、ドライバーのレース中の心拍数が180拍/分を維持していると聞くと、状況は一変します。

 ランニングが趣味じゃない人にはいまいちピンとこない数字かもしれませんが、マラソンなどの長距離走でトップランナーが維持する心拍数がおよそ160拍/分。180拍/分はかなりトレーニングを積んでいても簡単に維持できる数字ではなく、酸欠でぶっ倒れるレベルです。

 それを維持しつつ冷静に状況判断してドライビングやレースを組み立てているのですから、いかにGT500ドライバーが高額な契約金に見合う過酷な任務をこなしているかがわかります。

 というわけで、マニア向けムック「スーパーGTファイル」第3弾の特集は「スーパーGTの走らせ方」

 車体技術とドライバーの仕事にフォーカス。いったいドライバーは何を考えながら走っているのか? というスーパーGTファンなら誰でも知りたいテーマに正面から向き合いました。

 それが一番明快なのは付録DVD連動企画。DENSO KOBELCO SARD RC Fの逆転タイトル獲得を決定づけた16年もてぎ連戦のひとつめ、第3戦の車載映像をノーカット収録。この映像を観つつ、ヘイキ・コバライネン、平手晃平のふたりにこのレースを振り返ってもらいました。

 そのときどきでどのようなことを考えているのか、ふたりの言葉があったうえで、映像を観ると違った臨場感があります。

 さらにサンプル画像のように、開発領域の広いJAF-GT車両BRZやプリウスなどの車体開発やGT500チャンピオンマシンRC Fにも迫りました。ぜひ書店や三栄書房オフィシャルサイト(http://www.sun-a.com/)でお買い求めください。

スーパーGTファイル Ver.3
●1月13日金曜日発売
●全53周車載映像DVD特別付録
●定価1400円