トップへ

DTM:アウディ、2017年の布陣に自信。「デュバルを引き抜くことができて嬉しい」

2017年01月05日 16:11  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

アウディRS5 DTM
ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)に参戦するアウディは、2017年から陣営に加わるロイック・デュバル、レネ・ラストのふたりはスムーズにシリーズに馴染むだろうと語った。

 アウディのFIA世界耐久選手権(WEC)でのLMP1プログラム終了に伴い、DTMへの挑戦を開始することとなったデュバル。すでに16年末にヘレスで行われたオフシーズンテストに参加し、DTMマシン初ドライブ済みだ。

 同じく今季から初のDTMフル参戦を果たすラストは、これまでブランパンGTやフォーミュラEなどで活動。また、過去に計3回DTMへスポット参戦している。

 アウディスポーツ代表のディーター・ガスは、スポット参戦時にラストがみせたパフォーマンスに驚きを覚えたとコメント。今季の起用に繋がったと語る。

「(スポット参戦した16年最終戦の)ホッケンハイムで、ラストは土曜日のレースで6位を獲得する走りをみせた。また、それ以上に彼は終始安定してDTMのベテランたちと対等に渡り合っていた」

「ロイック(・デュバル)は、アウディからWECに参戦していたドライバーのなかでもベストな人材のひとりだ。彼をDTMプログラムに引き抜くことができて心強く感じているよ」

「17年シーズンには、個性的でベストな布陣で挑むことができると確信している」

 今季のDTMでは、アウディ/メルセデス/BMWの参戦台数が各8台から6台に減少。アウディはデュバルとラストに加え、DTMチャンピオンであるマティアス・エクストロームとマイク・ロッケンフェラーのほか、ジェイミー・グリーン、ニコ・ミューラーの6名で挑む。

「17年に導入される新規定や新タイヤへの素早い適応以外にも、さまざまな点でふたりのチャンピオン(エクストロームとロッケンフェラー)の経験が役に立った」とガス。

「また、ジェイミーがDTMに参戦しているドライバーのなかでも屈指の人材であることは間違いないし、ニコも着実にスキルを高めてきている。昨年は初優勝も飾っているしね」