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「ご祝儀をくれない友人と縁を切ってもいいですか?」と相談する女性に非難殺到 「お金がないなら披露宴やるな」

2017年01月04日 11:41  キャリコネニュース

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発言小町に先月、この春挙式したという女性から「ご祝儀なしってどういうこと?」という投稿がありました。結婚式に遠方の友人(飛行機の距離)を招待し、一度は出席の返事をもらった投稿者。しかし自分はパートで低収入のため交通費を出せないと伝えたところ、やはり遠いので欠席させてほしいと詫びの電話を受けました。(文:篠原みつき)

式の当日は電報を貰ったのでいいかと思ったそうですが、「肝心のご祝儀をまだいただいておりません」と不満を訴えます。友人の結婚は入籍のみだったので、「デパートで高価な三千円もする写真立てをあげました。入籍のみだからそれでかまわないですよね?」とした上で、次のように続けました。

「彼女が着られなかったドレスをまとって、披露宴にご招待するつもりだった」

「でも、わたしは式をあげたんです。彼女が着られなかったドレスをまとって、きちんとした披露宴にご招待するつもりだったのです」 「この場合、出席の返事をしたのだから、ご祝儀をもらってもいいですよね?もしいただけないならこのまま縁切りしようと思うのですが、いいでしょうか?」

筆者はこれを読んだとき「エッ何この人…」と声が出てしまいました。ご祝儀がもらえない不満を他人に言うのも恥ずかしい話ですが、「彼女が着られなかったドレスをまとって」とはなんでしょうか。投稿者の中では、入籍だけした人より披露宴をあげた自分のほうが上で、より祝われるべきという謎の格差があるようです。

このトピックには投稿者に対して「縁切りした方がいいよ!友人のために縁切りして!」など批判のレスが300近く殺到しました。

「披露宴をするのはトピ主の勝手です。披露宴をするから金を出せとは下品極まりないですね。3千円もって言うくらい貧乏なら、披露宴なんて無理しなきゃいいのに(笑)」
「3千円の高価な写真立てと祝電でイーブン」
「ご祝儀3万円を当てにしたのは『招待』ではなく『召集』です」

ほかに、遠方の人を招待するときは交通費・宿泊費なども考慮すべき、本来は払うべきだが、払えない場合は先に知らせておくべきなど、社会人の常識を諭す声が多くあがりました。

結婚式は、友情度と金銭感覚、常識が試される

それにしても、「交通費を出せない」から始まり「三千円の高価な写真立て」(これを鼻で笑うレスの多かったこと)で恩着せがましく「披露宴をあげた私に祝電のみではおかしい」という主張。投稿者の金銭感覚はハッキリ言えば「ケチ」なのですが、そんなにお金がないのか…と悲しくもなります。

近年結婚式を挙げないカップルが増えている理由は、若い世代が合理的になっている、目立ちたくないなどがあるようですが、金銭的な余裕のなさも大きな要因です。春に結婚して年末までご祝儀を気にするメンタルは、相当無理して披露宴をしたのだろうと見られても仕方ありません。そう考えると、ここまで極端ではないにしても、ご祝儀の有無や金額で友人関係がギスギスしてしまうケースは他にもあるかもしれません。結婚式は、友情度と金銭感覚・常識など、様々なことが試される機会のようです。

書き込みには、「結婚式=ご祝儀という勘違いをしてたって事ですね」と冷静に指摘する声もありました。結婚式雑誌などで費用をご祝儀で割ったりしているので、「親や周りが教えなければ勘違いしてしまうでしょう」とした上で、「しかしこれでトピ主さんも分かったでしょう。自分から調べたり知識を集めないと、自分は非常識なままであるという事に」と諭していました。

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