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ダカール2日目:WRCレジェンドのローブが首位浮上。トヨタ勢と約30秒差

2017年01月04日 10:21  AUTOSPORT web

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セバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR)
2017年のダカールラリーは3日、アルゼンチンのレジステンシア~サン・ミゲル・トゥクマン間803km(SS距離275km)のデイ2が行われ、セバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR)が総合首位に浮上した。

 前日、総合6番手につけていたローブは「今年はトヨタ勢に対し苦戦を強いられそうだ」と語っていたが、デイ2のスペシャルステージ(SS)では計測ポイントを通過するごとにリードを拡大する快走ぶりをみせる。

 最終的にライバルに対し1分23秒もの大差をつけてトップタイムを記録。キャリア通算5度目のダカールステージ制覇を成し遂げた。

 前日、マシントラブルを抱えながらも総合首位につけていたナッサー・アル-アティヤー(トヨタ・ハイラックスEVO)がステージ2番手となり、ローブと28秒差の総合2番手に留まっている。

 また、プジョー勢とトヨタ勢は総合5番手までを分け合う形となった。総合3番手にはカルロス・サインツ(プジョー3008DKR)、総合4番手にはジニール・ドゥビリエ、ホアン・ナニ・ロマのトヨタ・ハイラックス勢が続いている。

 しかし、ローブが快調ぶりをみせた一方、同じプジョー勢のステファン・ペテランセルやシリル・デプレは苦戦。16年ダカール覇者のペテランセルはローブから約7分、デプレは10分以上遅れてしまい、それぞれ総合7番手、同11番手となっている。

 ミニ勢最上位はヤジード・アル-ラジ(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ラリー)の総合6番手。デイ1に総合2番手につけた元WRCドライバーのチェビー・ポンズ(フォード・レンジャー)はデイ2スタート早々にマシンを横転させたほか、タイヤが脱輪するアクシデントがあり、トップ争いから姿を消すこととなった。

 市販車部門4連覇を目指すチームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)はクリスチャン・ラヴィエル/ジャン-ピエール・ギャルサン組327号車がクラス首位を維持。総合では31番手までポジションを上げた。三浦昴/ローラン・リシトロイシター組332号車もクラス2番手/総合33番手と続き、クラスワン・ツー体制を維持した。

 トラック部門を戦う日野チーム・スガワラ勢は菅原照仁/杉浦博之組516号車が順位をふたつ上げ総合17番手。菅原義正/高橋貢組535号車が総合41番手となっている。

 二輪部門では昨年王者のトビー・プライス(KTM450ラリーレプリカ)がクラス首位に浮上。2番手にパウロ・ゴンサルベス(ホンダCRF450ラリー)が続く形となった。

 現地4日に行われるデイ3ではサン・ミゲル・トゥクマン~フフイ間の780kmが行われる。