1月19~22日に行われる世界ラリー選手権(WRC)開幕戦モンテカルロのエントリーリストが明らかとなった。
新車両規則導入による“史上最速”とも言われる新型WRカーの登場、トヨタのWRC復帰など、例年以上に見どころの多い17年のWRC。その開幕戦には計10台の17年型マシンが登場することとなった。
王者セバスチャン・オジエを擁するMスポーツは3台のフォード・フィエスタWRCを投入。オジエが1号車、オット・タナクが2号車をドライブする。
3号車は昨年WRC2を戦ったエルフィン・エバンスがドライブ。1シーズンぶりに最上位クラスに復帰を果たすこととなった。なお、オジエとタナクはミシュランタイヤを装着するものの、エバンスはDMACKタイヤで装着する。
ヒュンダイは3台のヒュンダイi20クーペWRCを投入する。ヘイデン・パッドンが4号車、ティエリー・ヌービルが5号車、ダニ・ソルドが6号車だ。
残るシトロエンとトヨタは、それぞれ2台ずつ17年型マシンを投入。シトロエンはクリス・ミークとステファン・ルフェーブレがシトロエンC3 WRCを駆り、若手ドライバーのクレイグ・ブリーンは16年型のDS3 WRCでのエントリーとなった。なお、シトロエンは2月の第2戦スウェーデンには3台目のC3 WRCを投入する見込み。
トヨタはエース格のヤリ-マティ・ラトバラが10号車トヨタ・ヤリスWRCを、ユホ・ハンニネンが11号車ヤリスWRCに乗り込む。
WRC2では、16年のマニュファクチャラーチャンピオンのシュコダがアンドレアス・ミケルセンとヤン・コッペキーを起用して2台のシュコダ・ファビアR5を投入するほか、Mスポーツは昨年、最上位クラスを戦ったエリック・カミリがフォード・フィエスタR5で名を連ねている。
■世界ラリー選手権開幕戦モンテカルロ エントリーリスト(抜粋)
No.DriverMachine1S.オジエフォード・フィエスタWRC2O.タナクフォード・フィエスタWRC3E.エバンスフォード・フィエスタWRC4H.パッドンヒュンダイi20クーペWRC5T.ヌービルヒュンダイi20クーペWRC6D.ソルドヒュンダイi20クーペWRC7K.ミークシトロエンC3 WRC8S.ルフェーブルシトロエンC3 WRC10J.ラトバラトヨタ・ヤリスWRC11J.ハンニネントヨタ・ヤリスWRC12C.ブリーンシトロエンDS3 WRC31A.ミケルセン(WRC2)シュコダ・ファビアR532J.コペッキー(WRC2)シュコダ・ファビアR539E.カミリ(WRC2)フォード・フィエスタR5