メルセデスのリザーブドライバーであるパスカル・ウェーレインは、2017年のF1シーズンにザウバーに加わることに合意したようだ。
ウェーレインの契約は、バルテリ・ボッタスがメルセデスへの加入が発表される前兆だ。
情報源によると、メルセデスがザウバーにウェーレインに乗るという条件に合意したという。
契約の最終的な詳細はまだ確定されていないが、数日後にはサインされるようだ。
ウェーレインとボッタスは、世界チャンピオンであるロズベルグの引退発表後、2017年のメルセデスのシート候補として急速に浮上していた。
しかしメルセデスは、ウェーレインがマノーで走った2016年シーズンの経験だけでは、リードチームに昇格させルイス・ハミルトンと共に走らせるにはまだリスクがあると考えていた。
ロズベルグの引退発表がドライバー市場を揺さぶる前に、ウェーレーンはフェリペ・ナッセに代わってザウバーに移籍する選択肢をもっていた。
メルセデスは引退するロズベルグに代わってボッタスを加えることを希望していたが、当初ウイリアムズから抵抗をうけていた。
ウイリアムズは、2017年はルーキーであるランス・ストロールと契約を交わしていたため、経験豊富なドライバーを確保できなければ、ボッタスを手放したくなかったのだ。
そのためフェリペ・マッサが、2017年もウイリアムズのために引退を延期するとの決断を下し、この問題を解決した。
ボッタス、ウェーレイン、マッサについての公式発表は、関係するチームがリスクに晒されないように契約を調整した後になるだろう。