2日、2017年のダカールラリーが開幕。競技初日となるデイ1はパラグアイ・アスンシオン~アルゼンチン・レジステンシア間454km(SS距離39km)が行われ、ナッサー・アル-アティヤー(トヨタ・ハイラックスEVO)がトップに立った。
2017年のダカールは14日までの日程で開催。ボリビアとアルゼンチン、そして初開催となるパラグアイの3カ国を走り、その総走行距離はおよそ10000kmに達する。
デイ1に設定された39kmのスペシャルステージはすべてパラグアイ国内で実施。ここでアル-アティヤーが25分41秒を記録し、総合首位スタートを飾った。
しかし、その後のリエゾン区間でアル-アティヤーのハイラックスにはマシントラブルが発生。チームメイトのジニール・ドゥビリエにけん引されてサービスパークに戻っており、デイ2以降の競技に不安を残す形となった。
アル-アティヤーから24秒差の総合2番手にはフォード・レンジャーを操る元世界ラリー選手権(WRC)ドライバーのチェビー・ポンズが続き、3番手にはホアン・ナニ・ロマ(トヨタ・ハイラックス)が29秒差で続いている。
16年大会を制し、今大会には新型マシン『プジョー3008DKR』を投入しているプジョー勢はカルロス・サインツの総合4番手が最上位。セバスチャン・ローブは総合6番手、シリル・デプレが総合8番手、16年王者のステファン・ペテランセルが総合12番手となっている。
また、プジョーと同様、新型マシンである『ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ラリー』を投入したX-raid勢最上位はヤジード・アル-ラジの総合7番手だ。
市販車部門4連覇を目指すチームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)はクリスチャン・ラヴィエル/ジャン-ピエール・ギャルサン組327号車が総合42番手/クラス首位発進。三浦昴/ローラン・リシトロイシター組332号車が総合45番手/クラス2番手に続いた。
トラック部門を戦う日野チーム・スガワラ勢は菅原照仁/杉浦博之組516号車が総合19番手、菅原義正/高橋貢組535号車が総合40番手でデイ1を終えている。
ホンダがワークス体制で挑む2輪部門はシェルコTVSのペドレロ・ガルシアが首位、リッキー・ブラベック、パウロ・ゴンサルベスのホンダ勢がクラス2番手、3番手と続いている。
現地3日に行われるデイ2はレジステンシアからアルゼンチン北部のサン・ミゲル・トゥクマンを目指す803kmが行われる。