『君の名は。』、『劇場版名探偵コナン 純黒の悪夢』、『ONE PIECE FILM GOLD』など、興行収入50億円を超えるアニメが次々と現れた2016年。しかし座談会で特に語られたのは1月に公開され大ヒットを記録した『KING OF PRISM by PrettyRhythm』(以下、『キンプリ』)だ。本作は男性アイドルの作品が多かった2016年の筆頭とも言える。
『キンプリ』について、「今年の映画界を支えたし、映画館らしい使い方を世に出した」と谷内さん。応援上映というサイリウムや発声可能な上映方法を実践し、その後様々な作品でも行われた。続編が決定していることから、「続報が楽しみ」と次への期待も語った。
対するように阿鼻叫喚になったのが『ユーリ!!! on ICE』。見目麗しい男性フィギュアスケーターが氷上で舞う様や、それぞれの人間味あふれるエピソードに女性ファンの心を鷲掴みにした。座談会では最終話目前ということもあり、「しんどい…」とそれぞれがため息。「どうなっても嫌だ。ハッピーエンドでも嫌だ。一生続いてほしい!」と終わりを認めたくない苦しみを谷内さんが吐露。さらにリアルタイムでグランプリファイナルをやっていたことから「勇利がいつ羽生くんと出るんだろうって…このシーズン出ないのかな?って」「選手もツイートしてるから…」と現実と二次元の境目があやふやになることもあったと告白。それほど熱中して見ていたと語った。