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故キャリー・フィッシャーの母デビー・レイノルズ、生前「娘に先立たれるのが何より怖い」と吐露も

2016年12月31日 12:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

27日に死去したキャリーと、翌日に息を引き取った母デビー
今月23日にロサンゼルス行きの飛行機内で心停止状態となり、着陸後に救急搬送された女優キャリー・フィッシャー。集中治療室に入ったキャリーは人工呼吸器をつけた状態で治療を受けたが回復せず、家族が生命維持装置を外すか検討している最中にそのまま息を引き取ってしまった。享年60歳。彼女を愛した母デビー・レイノルズは翌日、あとを追うようにこの世を去ったが、倒れる15分前に「キャリーが恋しい。一緒にいたい」と嘆いていたという。

『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫として世界中の映画ファンに愛されたキャリー・フィッシャーだが、彼女を誰よりも愛したのは母で女優のデビー・レイノルズだった。デビーは過去に執筆した自著の中で、“娘に先立たれる不安”をこう記していたのだ。

「自分の子供より長生きする。これは自然なことではありません。そしてそれこそ、私が何よりも恐れてきたことなのです。」
「(子供に先立たれても)自分が生きていけるのかどうか。私にその答えは分かりません。」
「キャリーは私の子。私は全力で彼女を愛しているのですから。」

その不安が事実となり、キャリーは27日に死去。その死に酷く取り乱したデビーは、あとを追うように翌日この世を去った。そんなデビーにつき、息子トッド・フィッシャーはこう話している。

「母はキャリーを恋しがっていました。姉と一緒にいたいと言っていたんです。」
「(姉の入院後)数日間は気丈でしたが、明らかに大変なストレスを受けていました。そしてキャリーが恋しい、一緒にいたいと言った15分後に脳卒中で倒れ、逝ってしまったのです。」

またトッドはその後Twitterを更新し、母と姉につきこのように綴っている。

「僕の58年間の人生で目にすることのできた、美しい愛の物語です。ふたりがすごく恋しい。愛は永遠に続くものです。」

享年84歳。デビーは娘の急逝後すぐにこの世を去ってしまったが、トッドは“母と姉の死”を「beautiful love story」と称えており、決して悲観はしていない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)