LCRホンダのカル・クラッチローは、グループ形成の予選方法が、"全員にとって時間の無駄"だと考えていることから予選方式の変更を希望している。
MotoGPは、2013年に15分間の予選セッションをふたつにする新しい予選方式を採用した。1回目のセッションである予選Q1の上位2名が2回目のセッションである予選Q2に進む。
予選Q2では、12番グリッドのうち10番グリッドまでがフリー走行1回目から3回目までの総合タイム結果で振り分けられる。
クラッチローは、Q2進出を獲得するために各セッションの終盤に新品タイヤを使用することが相次いでいるのは逆効果だと考えているようだ。
「すべてのセッションが予選のようなものだ」とクラッチロー。
「全員にとって時間の無駄だ。皆がただタイヤを投入してくる。Q2で使えるタイヤが残るかどうか気にしていない。彼らはただ12番以内のグリッドに入りたいだけなんだ」
「たとえば6番グリッドでスタートしても40秒遅れてしまったら、後がない。なぜなら割り当てのタイヤを使い切ってしまっているからだ」
クラッチローは、"ほとんどの"ライダーが、Q2進出がフリー走行3回目の結果でのみ決定され、金曜日のセッションは他の調整に使うことを望んでいるという。
「今では1回目のフリー走行ですら予選のようなものなんだ。僕たちはFP3が唯一のQ2進出決定の道であってほしいと思っている」
「でもショーアップやテレビ放映の関係で実現は難しいだろう」