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エル・ファニング、『ネオン・デーモン』音楽担当クリフ・マルティネスに賞賛コメント

2016年12月30日 21:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2016, Space Rocket, Gaumont, Wild Bunch

 2017年1月13日に公開される『ネオン・デーモン』より、音楽を手がけたクリフ・マルティネスについてのエル・ファニングのコメントが公開された。


参考:ファッション業界の“狂気”映し出すーーN.W.レフン監督作『ネオン・デーモン』予告映像


 本作は『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督最新作。究極の美を追い求めるファッション業界の裏側に渦巻く欲望を、白昼夢のような幻想的で煌びやかな映像で描く。アルマーニ、サンローランなどのブランドがそろって衣装協力をしている。


 『マレフィセント』のエル・ファニングが主演を務め、共演に『ノック・ノック』のキアヌ・リーブス、『ストーン・ウォール』のカール・グルスマン、『インヒアレント・ヴァイス』のジェナ・マローン、『高慢と偏見とゾンビ』のベラ・ヒースコート、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のアビー・リーがそれぞれ名を連ねている。


 音楽を手がけるのは、『ドライヴ』以来、レフン作品の音楽をすべて担当しているクリフ・マルティネス。当初、レフン監督は、ヒッチコック映画の作曲家バーナード・ハーマンの作品をサンプルとして使っていたが、マルティネスはレフン監督から「こういう音ではなく、雰囲気という意味だ」と説明され、ヒッチコック映画の気品だけを残し、現代的な音楽を創り出した。また、レフン監督が「最も個性的な才能に恵まれた女性アーティスト」と称える、2015年にグラミー賞を受賞した覆面のポップスター、シーアの「Waving Goodbye」も劇中で使用されている。 


 主演のエル・ファニングも「クリフは本当に良い仕事をしたわ。作品のレベルを上げる楽曲になっている」とコメント。また監督と親交の深いゲームクリエイターの小島秀夫氏は「映画に音を付ける時、普通後からつけるものだが、彼は、脚本の段階から一緒に音がある」とその仕事ぶりを讃えている。


 なお、本作のサウンドトラックCDは、2017年1月11日にワーナー・ミュージック・ジャパンより発売予定。(リアルサウンド編集部)