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英エリザベス女王につき「死去」のツイート デマ拡散で大騒動に

2016年12月30日 11:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

エリザベス女王の“訃報”を信じて泣いた人も!(出典:https://www.instagram.com/theroyalfamily)
このほど『BBC』の名がつくTwitterアカウントより「エリザベス女王が死去」というツイートが発信された。「どのような状況だったかは不明。続報はのちほど」というツイートに多くの英国人が衝撃を受け涙したという。御年90歳の女王は「重い風邪を引いた」と発表されており、国民は高齢の女王の健康状態を案じていた。そんな中で飛び出した突然の訃報であったが、これは偽アカウントによる悪質なデマだと判明した。

先日はソニーのTwitterアカウントがハッキングされ「ブリトニー・スピアーズ死去」というとんでもないデマが拡散されたが、今回はハッキングではなく手の込んだ偽Twitterアカウントから発せられた悪質な嘘であった。「BBCNewsUKI」なるアカウントからツイートされた内容は、以下の通りである。

「速報:バッキンガム宮殿が、エリザベス女王90歳の死去を発表しました。詳細については不明です。続報はのちほど。」

エリザベス女王は今月風邪をこじらせ、恒例のクリスマス礼拝も欠席したばかり。よって一部の国民はまんまと騙され「まさか」「なんてことだ」と大変なショックを受けたというが、この情報は「BBCNewsUK」になりすました何者かによるデマで、偽アカウントの方はすでに凍結されている。

12月は英歌手ジョージ・マイケル、米女優キャリー・フィッシャーとその母の訃報が続き、多くの関係者やファンが大変なショックを受けた。そんな中「またしても」と衝撃が走ったが、エリザベス女王が死去した事実はないのでご安心を。ちなみにある医師(Michael Gordon)は今年の夏、このように女王の寿命を予想していた。

「私は老人病専門医ですが、80代などまだ青年期後期のようなもの。エリザベス女王はまだ100歳にもなっていません。母君は101歳まで生きておられましたから、思いもよらぬことが起きなければ、女王もその年齢まで生きるチャンスは高いと言えるでしょう。」

今は風邪で調子が悪いというが、しっかり休んで早くお元気になってほしいところ。米メディア『PEOPLE』も「世界は女王の死を受け入れる準備などできていない」「どうかしっかり休息を」と報じている。

出典:https://www.instagram.com/theroyalfamily
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)