フライアウエイ3連戦を終え、最終戦はヨーロッパに戻り、バレンシアのリカルド・トルモでの開催。今レースを最後にヤマハを離れるホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)が初日総合トップ。ロレンソは予選でもポールポジションを獲得し、2番手にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、3番手にバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)と、今シーズンのタイトル争いの主役が最終戦のフロントロウに並んだ。
決勝ではロレンソがスタートからトップに立つと、一度もトップの座を譲らず、独走で今シーズン4勝目を記録。マルケスは中盤までは2番手集団の中で周回を重ねていたが、終盤にスパートして単独2番手に浮上し、ロレンソを追ったが、背後に迫るまでには至らず2位でゴール。3番手争いはロッシとアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が接戦を展開したが、終盤にイアンノーネが抜け出して3位表彰台を獲得。ロッシは4位でゴール。
優勝したロレンソはランキング3位を確定。コンストラクタータイトルをホンダが獲得し、チームタイトルはロレンソとロッシが所属するモビスター・ヤマハMotoGPが獲得した。
ランキング4位争いは日本GPの負傷でダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が欠場したため、マーベリック・ビニャーレス(スズキ)がランキング4位を獲得。マレーシアGPで優勝したアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)がランキング5位まで巻き返し、ペドロサは欠場が響いてランキング6位に終わった。