トロロッソF1チームが2017年に向け、ルノーのパワーユニットのネーミングライツ契約に関してスポンサー候補と交渉中であることが分かった。
2016年にはフェラーリの2015年最終型パワーユニットを使用していたトロロッソだが、2017年からはルノーに戻すことを5月に発表した。
ルノーとの契約において、トロロッソは最新仕様のパワーユニットを受け取ることになるが、そのパワーユニットにスポンサーの名称を冠することも可能になる。
姉妹チームのレッドブル・レーシングは、ルノーのパワーユニットを「タグ・ホイヤー」ブランドで使用している。
トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、その先例に倣うことを考えていると述べた。
「我々はタイトルスポンサーを獲得するチャンスを手にしている。レッドブルがタグ・ホイヤーと契約したようにだ」とトストはGazzetta dello Sportに対して語った。
「現在、交渉中だ」
トロロッソは2016年シーズンを7位で終え、6位マクラーレン・ホンダには13ポイント、5位ウイリアムズには75ポイント、4位フォース・インディアには110ポイントの差をそれぞれ付けられた。
2017年には、トロロッソはメルセデスのパワーユニットを積むライバル、ウイリアムズとフォース・インディアを抜き、ランキング5位に入ることを目指している。
トストは、新車開発は予定どおり進んでおり、バルセロナのカタロニアサーキットで2月27日からスタートするプレシーズンテストの前に用意ができる見込みであると語った。
「マシンについてはスケジュールどおりに進んでいる」とトスト。
「クラッシュテストに合格し、テストが始まる前に撮影日を設けることになるだろう」
トストは、テクニカルレギュレーションの抜本的な改革により、最初の数レースが終わるまでチームの序列は明らかにならないだろうと認めたが、それでもトロロッソが進歩を遂げることに期待を持っていると語った。
「ルールブックが完全に違ったものになったので、今の段階で何かを明言するのは難しい。最初の2レースが終わるまでははっきりした状況を知ることはできないだろう」とトストは語った。
「それでもトロロッソには、2017年が良いシーズンになるであろう材料がすべてそろっている」
「我々には2人の強力なドライバーがおり、また、(テクニカルディレクターの)ジェームズ・キーと彼のクルーはこれまで素晴らしい仕事をしてきた実績があるから、効率的なエアロダイナミクスが期待できる。チームは全体的に進歩しているんだ」
「それにルノーは、我々が過去数年使用してきたパワーユニットよりずっと競争力が高くなっている」