トップへ

おっさんはなぜ飲み会でつまらない下ネタを言うのか ウンザリしている女性たちの声を聞け

2016年12月29日 14:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

忘年会シーズンである。僕は、一件しか予定がないのだけど、友達の多いみなさんは、きっと何件か予定が立て込んでいることだろう。

飲み会といえば、お酒のせいで悪い方向に大胆になる、しょうもないおっさんが続出するもの。今回は、そんなおっさんたちの繰り出す下ネタに大いに嫌悪感を抱く女性たちの声を拾ってみた。(文:松本ミゾレ)

下ネタの飛び出す飲み会はありえない? でも、そういう会社多いよね

先日「ガールズちゃんねる」にて「会社の飲み会の下ネタ」なるスレッドが立った。スレ主の女性は初めて入った会社では、飲み会の際に下ネタになっても先輩の女性社員が普通に話していたという。

「他の会社に勤める友達にその事を話すと『会社の飲み会で下ネタ!?』とビックリされました。 社の飲み会での下ネタって普通はあり得ないんでしょうか?」

僕が見てきたいくつかの会社の忘年会を思い出してみるに、そういう下ネタを披露するおっさんが出る飲み会、結構多かった。お酒が入って気が大きくなったのか、普段は大人しいおっさんが結構エグい下ネタを口にしたり、女の子にちょっとしたセクハラをしたり。「おお、こいつやべえな」と感じるダメな大人というのを、何人も見てきた。

飲み会=下ネタ。この気持ちの悪い図式が成り立っている会社、僕が今現在取引のあるクライアントの中にも該当するケースがある。

「下ネタになったらトイレに行くふりして席移動してる」

下ネタはそういう話が嫌いな女性にとっては、堪ったもんじゃないだろう。では、こういう言葉を振られた際に、当の働く女性たちはどう対処しているのだろうか。

「ニコニコしながらスルーに限るね」
「冗談っぽく『ちょっとそれセクハラですよぉ~』と敬遠する」
「下ネタに突入したら食べることに集中します」
「人数が多いから、下ネタになってきたなって思ったらトイレに行くふりして席移動してる」

なかなか、ズバッと「やめろ!」と言いたいけど、それをやると自分が悪者みたいな空気になってしまうもの。しかし、笑顔でスルーしたり、空気を察して移動するという方法であれば、場の空気をおかしくせず(いや、下ネタが出る時点っでおかしいが)、被害を受けずに済みそうだ。

そもそも飲み会で下ネタをいっちゃう人というのは、普段からそういうことばかり考えている人だ。お酒の力で大胆になって、セクハラ発言を無礼講と勘違いして放っているに過ぎない。

要は普段なかなか口に出せないことを、場の雰囲気に乗じてぶちまけようとしている悲しきおやじなのである。そんな人たちのご機嫌を窺いながら飲む酒は不味いに決まっている。せっかくの飲み会なのだから、一緒にいてつまらないと思う相手とは同席なんかしなくていい。

飲んでいても下ネタを言わない人の近くで楽しく飲むに限る。大体、飲み会で意気揚々とセクハラ発言をするおっさんに限って、普段全く面白くない。そんな人と仲良くなったって、勘違いして普段からセクハラをされるようになるか、ホテルに誘われるだけだ。

お酒は人の本性を照らす。酔っぱらって下ネタを連発するような人には、近づいても得がない。

あわせて読みたい:職場のハイヒール問題が勃発