ドナルド・トランプ氏の大統領当選は米国留学のイメージにどのような影響を及ぼしたのか。留学情報館が調査を実施し、その結果を12月26日に発表した。7割近くの人が「以前より不安を感じる」と回答したという。
大統領選後、「KKK」が活発化という報道も
トランプ氏の大統領当選を受け、留学情報館は、Facebook上でアンケートを実施。200人からの回答があった。
米国留学に対するイメージが変わったかどうか尋ねたところ、「以前より不安を感じる」と答えた人が68%に上った。どのような点に不安を感じるかという質問に対しては、127人が「入国審査やビザ取得が難しくなる」のではないかと回答。治安の悪化や円高に対する不安を感じる人も多かった。
また、トランプ氏の当選後、白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK )」の活動が活性化している、という報道も出ている。そのためか、今回の調査でも「白人ではない我々が差別の対象になりそう」という声が出ていた。
厚生労働省の調査では、カナダやオーストラリアを抑えて、留学者数第1位となっている米国。トランプ大統領の誕生で留学を躊躇する人が増えれば、ランキングにも影響が出そうだ。
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