通勤電車では、密閉空間に大勢の人とともに押し込められ、過ごすだけでも不快だ 「緊張・イライラLABO事務局」は12月27日、「電車の中でイライラすること」のアンケート調査結果を発表。2人に1人が「大声での会話」にイライラしていることが明らかとなった。
調査は、今年7月にインターネット上で行い、20歳以上の男女合わせて600人から回答を得た。
専門家は「イライラ度が上がると騒音に敏感になる」と指摘
「あなたは、電車に乗っていてイラッとすることがありますか」という質問に対して、「大声での会話にイライラする」(50%)が最も多かった。確かに、密閉された電車内で大きな声を出されていい気はしない。
次は「香水や体臭などの臭い」(43.5%)が続く。ギュウギュウ詰めで身動きが取れない状況で、過度な香水はきつい。また頭皮の臭いや口臭などもストレスだ。
ほかには、「乗降マナーの悪さ」(41.5%)、「イヤホンなどの音漏れ」(38.5%)が挙がっている。混雑した車内で、ドア付近に陣取ってスペースを空けない人や、降車しきっていないのに我先へと車内に乗り込む人に対してイラっとした経験はあるだろう。
調査を監修した精神科医の奥田弘美氏は、
「電車が混んでくるとストレスが高くなりイライラ度もアップ。イライラ度があがると、騒音に対して過敏になりがちに。混んでいる電車ほど話す声は控えめにしましょう」
とアドバイスしている。ストレスのたまりやすい電車内では、声のトーンに気をつけた方がよさそうだ。