故ジョージ・マイケル「もう生では歌えない」　完璧主義ゆえに深かった苦悩

世界中が華やぐクリスマスに、そっと静かに息を引き取った英歌手ジョージ・マイケル（享年53）。彼については大勢のファンが来年の完全カムバックを楽しみにしていたが、ジョージ本人は親しい友人らに「生でのパフォーマンス披露は無理だと思う」と苦しい胸のうちを明かしていたという。ファンのために素晴らしい歌声を維持していたジョージにとって、体調悪化に伴い納得いかないレベルになった声での歌唱は考えられないことであった。

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スローな曲もテンポの良いキャッチーな曲も、音を外すことなく見事に歌いこなしていたジョージ・マイケル。そんな彼は大変な完璧主義者で、最近では自分の声や声量に納得できず、ずいぶん胸をいためていたようだ。ジョージは友人達などごく一部に「自分にはもう生パフォーマンスは無理なのではないか」と語っていたといい、彼をよく知っていた友人はこのようにメディアに明かしている。

「ジョージは、ものすごくパーフェクトな状態にこだわるミュージシャンだったんです。音楽に関しては、常に高い基準をもうけていました。彼の歌声は、業界ではまさにレジェンドの域に達していましたからね。」
「しかし健康問題が徐々に増え、これまでの高いレベルで歌を披露するのは困難になった。それを彼は自覚していたのです。」

常に100パーセントの状態にこだわり、しっかりとしたプロ根性を貫いていたジョージ。それだけに、ステージになかなか上がれない苦悩と焦りは大きかったはずだ。そんな彼の状態があまり良くないことは関係者らも分かっていたもようで、世界を驚かせた彼の死去についても友人はこう話している。

「友達には分かっていたんですよ。このような日が来るということがね。ですが、こんなに早く亡くなってしまうとは誰も思ってはいなかったかもしれません。」

音楽を愛し、アイドルの殻を破り本格派ソロアーティストとして世界中の音楽ファンを酔わせたジョージ。彼が世に出した素晴らしい楽曲の数々は、これからも長く愛され続けていくであろう。



出典：https://www.facebook.com/georgemichael
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）