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『SMAP×SMAP』最終回で歌った「世界に一つだけの花」 SMAPが最後に届けたメッセージに

2016年12月27日 12:11  リアルサウンド

リアルサウンド

SMAP

 フジテレビ系列にて12月26日、『SMAP×SMAP』が放送された。同番組は、SMAPのメンバー全員が揃って出演する唯一のレギュラー番組で、この日の放送は約5時間にわたる最終回となった。


(参考:『SMAP×SMAP』放送終了に寄せて アイドルとバラエティの可能性広げた開拓史


 番組は、これまでのSMAPの活動を振り返る形で進行。番組の料理コーナー「BISTRO SMAP」の出演ゲスト振り返りや、結成25周年で初めてメンバー5人で旅をした人気回「はじめてのSMAP 5人旅スペシャル」、「27時間テレビ」での45分にわたるノンストップライブなどが再放送された。


 番組の終盤には、「スマスマ20年、そしてグループ活動28年、みなさまの気持ちに、深く感謝いたします。ありがとうございました。SMAP」というメッセージの直後に、SMAPのデビュー当時からの写真や映像を放送。その後、花で装飾された番組のロゴが映し出され、メンバー5人が肩を並べて登場した。そして、この日のために収録された「世界に一つだけの花」を歌う5人の最後のライブ映像が映し出された。


 それぞれのメンバーの歌唱シーンがアップで映し出されるなか、曲の最後の部分<もともと特別なOnly one>の歌詞に続き、全員が人差し指を立てるシーンで画面に大きく映し出されたのは、中居正広の手。中居は手を開き、5、4、3、2、1と数えるように指を順番に畳んだ。歌唱後はメンバー全員で頭を下げ、幕が降りた。


 幕が下りると、再び幕の向こうで頭を上げた5人の姿が映された。頭を下げている時から涙ぐむ様子が見られた中居は1人後ろを向いて涙をぬぐい、草なぎ剛は真っ直ぐ前を見つめ、木村拓哉は神妙な面持ちで、香取慎吾は目を閉じ、稲垣吾郎は目に涙を溜めながら、最後の収録を終えた。


 20年間にわたって放送されてきた『SMAP×SMAP』。SMAPは2016年内をもって、解散を迎える予定だ。


(向原康太)