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メルセデスF1代表「オコンとウェーレインは並外れたドライバー」

2016年12月27日 12:01  AUTOSPORT web

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メルセデス育成ドライバーのふたり
メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、チームの育成ドライバーであるエステバン・オコンとパスカル・ウェーレインについて“並外れている”と評した。 

 ニコ・ロズベルグが突然の引退を発表する前に行われたインタビューの中で、オコンとウェーレインについて尋ねられたウォルフは、ふたりともF1でレースをするに値すると語っていた。

 オコンは2017年フォース・インディアからF1に参戦することが決まったものの、ウェーレインは未だ来年の契約を結んでいない。そして空席となっているメルセデスのシートにはバルテリ・ボッタスが再接近しているため、彼は来季ザウバーかマノーからの参戦となる可能性がある。

「このふたり(オコンとウェーレイン)は、私が彼らと同レベルだとみなしている一握りのドライバーの中でも並外れたドライバーだ」

「彼らのキャリアはとても異なっている。ひとりはDTMでキャリアを積み、もうひとりは下位のフォーミュラカテゴリーとGP3で非常に優れた成績を収めたんだ」

「私の見地からすれば、彼らふたりは非常に異なった性格であるのにレースとなれば互角のパフォーマンスを見せるんだ」

「だからふたりともF1で走るに値するし、F1での未来があると思う」

 ウォルフはこのふたりの速さに疑いの余地はないものの、彼らの潜在能力は未知数だと語った。


 このふたりがワールドチャンピオンになる素質を兼ね備えているかと尋ねられたウォルフは「人は成長、進化し、変わっていくとは言えない」と答えた。

「ワールドチャンピオンになるためにはこれらすべてを兼ね備えている必要があって、天性の速さ以上のものが必要なんだ」

「すべてを兼ね備えていれば成功を収めるだろうが、もし持ち合わせていなければそうはいかない」

「今後すべてを兼ね備えていくかどうかによって若手ドライバーを選び、支援したことはないが、(このふたつには)強い正の相関関係がある」

 ウォルフは、フォース・インディアが行った2017年のドライバーとしてオコンとウェーレインのどちらを起用するかの決定には関与していないと強調した。

「誰がフォース・インディアに行くかについて決定したのは私ではない」

「フォース・インディアにはエステバンと働きたいという非常に明確な考えがあった。彼らはふたりのドライバーをテストし、エステバンとうまが合うと感じたのだろう。」

「我々は人間だから、心を寄せるタイプもいればそうでないタイプもいる」

「これこそエンジニアリンググループがビジェイ(・マリヤ)と共に決定を下した理由だ」