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【結果発表】みなさん、何に投票しましたか? 2016年衝撃ニュースレース編トップ10

2016年12月27日 11:41  AUTOSPORT web

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2016スーパーGT第2戦富士 決勝レーススタート
2016年のモータスポーツを振り返り、みなさまの心に残ったニュースを投票という形でお聞きした今回の投票企画。受付開始から多くの方が投票にご協力してくださいました。

 おかげさまで、第一弾となる今回のレース編では、12月21日の投票受付開始から25日までの5日間で総投票数が3000に迫るという大反響。たくさんの投票、ありがとうございました。

 ではでは、さっそくですが気になる投票結果を10位から順に発表させていただきます。

2016年衝撃ニュース ベスト10:レース編
10位:【スーパーGTタイ】WedsSportがGT500参戦6年目で初優勝、坂東監督男泣き
9位:ニュル24時間は波乱の幕開け、雹を含む豪雨でコース上は一時カオスに
8位:SGT第2戦富士:残り3周でまさかの波乱、MOTULがまさかの2連勝

 ウェッズスポーツ・バンドウのGT500初優勝が第10位にランクイン。10月に行われたスーパーGT第7戦チャンにおいて、トップ快走中のタイヤバーストであわやの状況に陥りながらも、見事ポール・トゥ・ウインを飾ったことに加え、レース後の坂東正敬監督と父・坂東正明氏との抱擁、男泣きは感動的でしたね。

 第9位は、ニュルブルクリンク24時間での出来事。レース序盤に訪れた局地的な豪雨は次第に雹に変わり、コースの一部が真っ白に。クラッシュの多発に加え、雹が積もったことで坂を上れずコース上でマシンが立ち往生するなど、2016年のニュル24時間はスタートからわずか1時間で大荒れの展開になりました。このニュースはYahoo!のトップにもピックアップされ、大きな話題に。

 第8位はGWに行われたスーパーGT第2戦富士500kmのアノ場面から。スタートから終盤までトップ争いを続けていたカルソニックIMPUL GT-RとMOTUL AUTECH GT-Rの攻防。最後はカルソニックのタイヤバーストによって終止符が打たれるという衝撃のレース展開でした。TV中継カメラに映されたJ.P.デ・オリベイラのしゃがみ込んで落胆する姿が印象的でした。

7位:【WEC富士】残り33分の激闘。可夢偉が僅差で逃げ切り、悲願の初優勝
6位:スーパーGT最終戦:コバライネン&平手、完勝で決めた!DENSO SARDが初のタイトル獲得
5位:アロンソ、大クラッシュを語る「生きていることに感謝。母に早く無事を知らせたかった」

 地元富士で行われたFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースで、どうしても勝ちたかったトヨタの戦いぶりが第7位にランクイン。予選までは速さで一歩遅れていたものの、決勝では安定したペースで上位のアウディ、ポルシェに食らいつき、最後は小林可夢偉の進言でタイヤ無交換のダブルスティントを敢行。アウディ8号車の猛追を僅差で凌ぎきったレース展開は、トヨタファンだけでなく多くのモータースポーツファンの印象に残りました。

 第6位はDENSO SARD平手晃平とヘイキ・コバライネンのシリーズチャンピオン獲得のニュース。最大42ポイントを獲得できる第3戦/第8戦もてぎで、2回のポールポジションで得た2ポイントを含む37点を獲得し、開幕戦からランキング首位を守り続けたモチュールGT-Rを逆転。最終戦のポール・トゥ・ウインは王者にふさわしいレース運びでした。スーパーGT初の1大会2レース開催の話題性もありましたね。

 F1開幕戦のショッキングなシーンが第5位に。フェルナンド・アロンソがエステバン・グティエレスを抜く際に2台が接触。アロンソは高速で中を舞いながら3コーナーのタイヤバリアに激突した。映像を見た方は、ハッと息を飲んでしまった方も多かったのではないでしょうか。マシンの損傷具合からアロンソの身が案じられましたが、自力でマシンから這い出てくるシーンがテレビに映されると安堵と同時に、現在のマシンの安全性の高さに驚かされました。

4位:F1アブダビGP:新ワールドチャンピオン誕生。ロズベルグが父ケケに続く親子制覇
3位:【SF第6戦SUGO決勝レポート】1周で1秒差構築。関口が驚異の走りで2勝目
2位:マックス・フェルスタッペン、F1最年少優勝記録を塗り替える初優勝!

 第4位もF1から。ニコ・ロズベルグがルイス・ハミルトンを下してF1新王者に。このニュースが衝撃ニュースとして上位に来るということは、2016年もハミルトンが勝つと思っていた方が多かったということ……なんですかね? ついつい邪推してしまいましたが、タイトル決定戦となったアブダビGPもトップのハミルトンのペースコントロールによって、最後まで見応えのある展開になったことも一因かもしれません。

 そして、いよいよベスト3の発表です。第3位は全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦SUGOでの関口雄飛の鬼神の走り。トップ快走中に導入されたセーフティカーが不運なタイミングで現れたことで実質的に最後尾の走行となってしまった関口。ここから勝つには1周1秒早いペース周回し、2位に対してピットストップ1回分のロスタイム、33秒のギャップを作らなければならない状況に陥ったところから、劇的な展開が始まりました。誰しもが無理と思っていた中、関口とチームインパルは見事、このインポシブルなミッションをクリア。あまりに衝撃的なレース展開にベスト3入りも頷けます。

 第2位はマックス・フェルスタッペンの史上最年少記録となったF1初優勝。F1第5戦スペインGPは驚きの連続でした。グランプリ直前に発表されたダニール・クビアトとフェルスタッペンの緊急トレードに始まり、決勝ではフロントロウからスタートしたロズベルグとハミルトンの同士討ち。そして、この好展開をうまく拾ったフェルスタッペンがチーム移籍直後にF1初優勝を飾り、新時代到来を予感させた歴史に残るレースでした。

1位:トヨタ初勝利の夢、残り3分で破れる。ル・マン24時間はポルシェ2号車が大逆転勝利

 2016年衝撃ニュースランキング:レース編の第1位は、やはりと言うべきか、このニュース。ル・マン24時間レースの最終盤、誰もが目を疑ったあのシーンでした。トヨタの初優勝が目前で崩れ落ちるという出来事は、日本のファンのみならず世界中のモータースポーツファンに衝撃を与える出来事でした。

 最後のチェッカー目前でステアリングを握っていたドライバーがご存じ、日本のエースの中嶋一貴だったこともあり、インパクトは大きかったようで、今回の投票では総投票数の3分の1を占める結果となりました。それだけ、みなさんが1991年以来となる日本車の総合優勝を期待し、そして目前で達成されなかったことがショックとなり、大きな話題となりました。レース後のライバルメーカーの労りのコメントも、印象的でしたね。

 以上がみなさまの投票結果に基づく2016年衝撃ニュース(レース編)ベスト10でした。みなさまの投票したニュースはランクインしていたでしょうか。投票企画第二弾・トピックス編でもご協力をいただければ幸いです。