スズキは、グローバルに展開するコンパクトカーのスイフトをフルモデルチェンジし、1月4日から発売すると発表した。新プラットフォーム『HEARTECT(ハーテクト)』を採用するなど、大幅な改良がなされている。
スイフトは2004年に発売されて以来、世界で累計530万台を販売しているスズキの主力コンパクトカー。今回のフルモデルチェンジで四代目となる。スポーティな味付けのスイフトスポーツをはじめ人気も高く、モータースポーツ競技車両のベース車としても、ラリーをはじめ多くのカテゴリーで愛用されてきた。
そんなスイフトだが、フルモデルチェンジにより大胆に進化した躍動感のあるスタイルに変化。さらに、ハンドリングのさらなる向上に加え、加速時にモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドや、軽量化と高剛性を両立させた新プラットフォーム『ハーテクト』を採用。熱効率の向上によって低燃費を追求した1.2リッターNAのデュアルジェット・エンジンにより、優れた走行性能と燃費性能を両立しているという。
グレードとしてはXG、XL、RSが1.2リッターNA。HYBRID ML、HYBRID RSがこれにマイルドハイブリッドが組み合わされる。さらにRStには1.0リッター直噴ターボの『ブースタージェット・エンジン(無鉛レギュラーガソリン対応)』と6速ATを採用。力強い加速感の得られる動力性能と、優れた燃費性能を両立している。
安全装備も充実し、スズキ初の装備として、単眼カメラとレーザーレーダーによる衝突被害軽減システム『デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)』を採用。周囲の状況に合わせて自動でハイビームとロービームを切り替えるハイビームアシスト機能や前走車との距離を一定に保つアダプティブクルーズコントロール(ACC)なども装備する。
今後スイフトはスズキを牽引するグローバルコンパクトカーとして日本から発売し、今後輸出をはじめ海外での生産・販売を計画しているという。