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石橋静河と池松壮亮が共演する石井裕也監督最新作、追加キャストに田中哲司や松田龍平ら

2016年12月27日 10:21  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会

 『舟を編む』『バンクーバーの朝日』の石井裕也監督最新作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の追加キャストとして、田中哲司や松田龍平らの出演が発表され、あわせてティザーポスタービジュアルが公開された。


参考:池松壮亮がラブシーンに起用されまくる理由 そのドライで甘美な魅力を読む


 本作は、最果タヒによる同名ベストセラー詩集を映画化したラブストーリー。看護師として病院に勤務しながら夜はガールズバーで働く日々を送る美香と、工事現場で日雇いの仕事をしながら死の気配を常に感じ、どこかに希望を見出そうとひたむきに生きる青年・慎二が、排他的な東京で生きづらさを抱えながら出会い、恋に落ちる瞬間を描き出す。石橋凌と原田美枝子の次女で本作が映画初主演となる石橋静河が美香役、石井監督作品への出演が『ぼくたちの家族』に続いて2度目となる池松壮亮が慎二役をそれぞれ務める。


 田中が演じるのは、池松演じる慎二と同じ工事現場で働く冴えない中年男性・岩下役。一方の松田は、同じく慎二の同僚で、行き場のない苛立ちを抱える智之役を演じる。そのほか、市川実日子、佐藤玲、三浦貴大の出演も発表されている。


 あわせて公開されたティザーポスタービジュアルは、原作の表紙を彷彿とさせる水玉調のデザインで、石橋演じる美香と池松演じる慎二の姿が捉えられている。


 また、エンディング曲が、The Mirrazが2013年に発表したミニアルバム『夏を好きになるための6の法則』に収録されている「NEW WORLD」に決定。石井監督たっての希望により、「NEW WORLD」がエンディング曲に採用されたことに対して、The Mirrazのフロントマンである畠山承平からコメントも届いている。


■The Mirraz 畠山承平(Vo.)コメント
この度、僕らミイラズの「NEW WORLD」という楽曲をこの映画に使いたいというという話をいただいて、石井監督には何かと縁やシンパシーを感じていたので、迷わず使って欲しいと伝えました。ただ、この楽曲はものすごくメッセージ性が強いので、色々と大丈夫かな? と思ったのですが、作品を見て、最後にエンドロールに流れる自分の曲を聴いて、ああそうか、この作品にぴったりの楽曲だったんだなぁ、と納得し、感動しました。自分でもわかっていなかったこの楽曲が持つパワーに圧倒されました。この曲はミイラズが一番攻めてる時期に作った楽曲で、自分的には激押しの曲だったのですが、メッセージ性が強すぎてタイアップがとれないんじゃないかという理由で、シングル候補から落ちてしまった曲。それが今回、めでたく映画の主題歌になれました。本当に幸せなことです。映画を楽しんでいただいた最後にこの楽曲が流れ、そこから更にこの映画のメッセージが多くの人に伝われば幸いです。


(リアルサウンド編集部)