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鈴鹿で全日本F3合同テスト開幕。坪井翔が初日トップタイムをマーク

2016年12月26日 23:51  AUTOSPORT web

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坪井翔(TEAM TOM'S)
12月26日、鈴鹿サーキットで全日本F3選手権の合同テストがスタートした。1日目は午後1時から3時間の走行が行われ、坪井翔(TEAM TOM'S)がトップタイムをマークした。

 2015年もこの時期に行われた全日本F3の合同テスト。昨年は雨のテストとなってしまったが、今季は1日目午後、2日目午前というスケジュールで行われ、1日目となった26日は、走り出しは曇天だったが、次第に晴れ間も見えるようになった。

 そんななか、序盤は2016年にレギュラー参戦したドライバーたちを中心に走行が重ねられたが、今季FIA-F4チャンピオンを獲得した宮田莉朋(TEAM TOM'S)をはじめ、小高一斗(TEAM TOM'S)、2012年レッドブル・カートファイト世界王者の澤田真治(B-MAX RACING TEAM)など、多くのFIA-F4ドライバーたちも走行を開始した。

 ただ、その後宮田が逆バンクでクラッシュ。「ダウンフォースが大きく攻められる分、どこまで攻められるかを掴みきれなかった」という宮田だが、幸いウイング等の損傷で済み、その後再コースインを果たした。

 そんななか、気温も低いこともありタイムも向上。マカオGPから戻った車両で、ゼッケンもそのまま15番をつけて走った坪井が「マカオを走った後なので、鈴鹿が広く感じました」と好調なペースで走行。1分50秒887までタイムを縮め、初日トップタイムをマークした。

 2番手につけたのは、途中宮田にマシンを預けたチャンピオン山下健太(TEAM TOM'S)。3番手には、今回ゼッケン50番に変更されたB-MAX RACING TEAMの車両をドライブした高星明誠となった。宮田が4番手、小高が5番手とF3初走行ながら非凡な速さをみせているが、同時に課題もみつけたようだ。

 今回初めてF315を走らせた片山義章(Petit LM Racing)は7番手。B-MAX RACING TEAMの21号車をドライブしたマレーシア人ドライバーのナジー・アヤは、初めての鈴鹿、F3ということもあり非常に慎重な走行となった。

 F3-Nでは、今回「無理にお願いして5周だけ乗せていただいた。チャンスをくださったDRAGONさん、B-MAX RACING TEAMの皆さんに感謝しています」という山田真之亮(B-MAX RACING TEAM)がベストタイム。澤田が2番手となった。3番手には植田正幸(B-MAX RACING TEAM)がつけたが、途中デグナーでクラッシュを喫している。

 テストは27日午前にも行われる予定だ。