バルテリ・ボッタスは、2016年シーズンの上位3チームのようなマシンがあれば、 F1での初優勝を飾り、勝利を重ねることができると確信している。
ボッタスは2013年にウイリアムズからF1デビューを果たし9度の表彰台を獲得してきたが、77レースを経た今もなお優勝には届いていない。
ウイリアムズは、ニコ・ロズベルグの突然の引退により2017年のシートに空席ができたメルセデスへの移籍をボッタスに許可するか検討しているところだ。
メルセデスからの最初のオファーは拒否したものの、提示された条件には2017年のパワーユニット代金の減額と、メルセデスのリザーブドライバーであるパスカル・ウェーレインを走らせる権利などが含まれていた。
メルセデスは2回目のオファー内容を策定していると思われるが、その一方で2016年限りでの引退を表明したフェリペ・マッサがそれを撤回し、2017年もウイリアムズで走ることに同意したため、ボッタスの移籍が可能になったと見られている。
ロズベルグの引退と、それに続くメルセデスからのオファーを受けたボッタスは「僕は自分自身を信じているし、勝つ能力があることはわかっている」と答えた。
「そのためにはそれなりの性能のマシンが必要だと感じている。将来そういうマシンが現れるだろうけど、ずっと先ではなく、近い将来であることを願うよ」
「もしベストに近い状態のマシン、もしくは上位3チームのマシンがあったら、僕は間違いなく勝てる」
同じインタビューでボッタスは、初めての優勝はウイリアムズとともに獲得したいと付け加えたが、計画の変更については歓迎し、適切に対処すると語った。
「F1では何かしらキャリアプランを作る必要はあるけど、1年ごとにプランを立てるのはトリッキーだね」と彼は語った。
「物事は常に変わっていくから、ドライバー市場がどうなるかとか、他チームのシートにいくつ空きができるかなんてことはわからない」
「来シーズンのベストなゲームプランは、レースが終わるごとにマシンからすべてを学び取っていくことだ。レースごと、もしくはひと月ごとに状況がどう進展していくかを見て、その結果から理解していくよ」
「僕の最初の目標は優勝することだ。そして当然、いつか世界チャンピオンになりたいよ」
「できればウイリアムズと優勝を獲得したいけれど、それができなくても僕はいつも努力し自分の目標を目指している。それに、計画が不可能に見えたらそれを変えることが必要なのははっきりしているしね」