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【糖尿病患者を守るスマート靴下】“足部潰瘍”対策、足が異常高温になるとスマホにアラートを送信

2016年12月25日 17:01  Techable

Techable

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クリスマスといえば、サンタクロースが靴下にプレゼントを入れてくれるが、そもそも靴下は履く衣料品。

皮膚の保護、汗やニオイの吸収といった従来の実用性以外の機能をもった、新しいスマート靴下「Siren Care socks」が開発中だ。
・糖尿病患者の足の炎症をモニターする靴下
これは、糖尿病患者の足の炎症をモニターし、怪我の検知を迅速におこなうためのツールだ。

1型・2型糖尿病患者にとって、足が腫れ上がる“足部潰瘍”は、入院のもっとも大きな要因の1つだという。
・異常を検出するとスマホにアラート
特殊な生地でつくられた「Siren Care socks」は、装着者の足の皮膚温度を常にモニター。両足の同じ箇所のデータを比較することで、誤報を防ぐ。

高温が検知されると、Bluetooth Low Energyを通じて、スマートフォンの専用アプリにアラートが送信されるという。
・バッテリー内蔵なのに洗濯機でも洗える!
靴下は洗濯機で洗える仕様なのがウレシイ。およそ6ヶ月の使用耐久だ。

この靴下にはバッテリーが内蔵されていて、少なくともその期間中は電池がもつようになっている。

靴下を脱いだときはバッテリーはスリープモードに移行するようになっていて、着用したときだけ動作する仕様だ。
・プレオーダー受付中
現在は生産段階への準備期間で、2017年春に出荷開始の見込み。プレオーダーを受付中で、1オーダーには7足分(1日1足×7日分)が含まれ、1セット予価120ドル(約1万4100円)。サイズも選べるようだ。

ITと衣料品、医療分野との技術連携は、今後ますます増えていきそうである。

Siren Care