イギリス・シルバーストンを拠点とするLMP2チーム、マーフィー・プロトタイプスがFIA世界耐久選手権(WEC)へのフル参戦を検討している。
2015年にポルシェでWECタイトルを獲得したブレンドン・ハートレーをスポーツカーレースデビューさせたチームでもあるマーフィー・プロトタイプは、過去5年間はヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)を主戦場としてきた。
同チームは、シリーズの天王山であるル・マン24時間耐久レースを含む2017年のWEC全戦に参戦するものとみられている。
チーム代表のグレッグ・マーフィーは、この噂の真偽について言及しなかったものの、「我々は毎シーズンの終わりに、どんな選択ができるか検討を行う。今はその作業の最中だ」とコメントしている。
「WECへの参戦は魅力的だが、最終的な判断は(WEC参戦の)要望があるかどうかによるんだ」
「もし、チームのドライバーがWEC参戦を望むのであれば、我々が挑戦する可能性もあるだろう」
また、マーフィーは、2017年シーズンにWECとELMSへの同時参戦も可能性のひとつだとつけ加えた。
マーフィ・プロトタイプスは新たにホモロゲーションされたLMP3マシン、アヴェ・ライリーAR2のヨーロッパにおけるエージェントも担っており、2017年はELMSのLMP3クラスでも存在感を示すものとみられる。