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『アサシン クリード』吹替え声優に斎藤工 「ファスベンダーを担当できて嬉しかったです」

2016年12月22日 05:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

 2017年3月3日に公開される『アサシン クリード』より、主人公カラム・リンチの日本語吹替え版声優を、斎藤工が務めることが発表された。


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 本作は全世界でシリーズ累計9600万本以上を売り上げた世界的人気ゲームの実写映画化作品。死刑囚のカラム・リンチが、遺伝子操作によってDNAに眠る祖先の記憶を追体験させられ、現在と過去を行き来するうちに、アサシンとして覚醒していく姿を描く。


 『スティーブ・ジョブズ』で第88回アカデミー賞主演男優賞ノミネートのマイケル・ファスベンダーが主演を務め、ヒロインには、第80回アカデミー賞主演女優賞に輝いたマリオン・コティヤール。監督は『マクベス』でファスベンダーとコティヤールを起用したジャスティン・カーゼルが務める。


 そしてマイケル・ファスベンダー演じる主人公カラム・リンチの日本語吹替え版声優を、斎藤工が務めることが決定。ハリウッド映画の吹替え声優は今回が初挑戦となる。マイケル・ファスベンダーは、斎藤が自身の吹替えを担当することについて、「とてもハンサムでセクシーなのもわかるよ!」とコメントしている。


■斎藤工 コメント


●本作の吹き替えオファーがあった時の心境は?
 元々声の仕事に興味があって、ファスベンダーの吹替を担当させていただけるのかということで、嬉しかったです。 


●吹き替えをするにあたって難しかった点やこだわった点はありますか?
 ファスベンダーの年齢の声色に合わせたり、マリオンやファスベンダーの皮膚レベルの動きを感じながら芝居を受け取り、反射する意識を持ちました。感情を大事にするしかないと思って取り組みましたね。


●ファスベンダーについてどのような印象をお持ちですか?
どんな作品にも溶け込みつつ、彼自身のアイデンティティを感じさせる魅力の幹みたいな方だと思います。作品によって、一見満たされているようでどこか欠けているというような、真逆なお芝居を演じられている所が好きですね。


●ファスベンダーに会えるとしたら、どのようなお話をしたいですか?
作品のプロデュースに自身も参加されており、作品への想いを感じました。そのクリエイティビティを参考にさせて頂きたいので、日本映画についてアドバイスが欲しいですね。


●主人公は現在と過去を行き来し、多くの謎に挑んでいきますが、斎藤さんも過去に戻って何か謎を解きたいと思いますか?
江戸に興味があって、今じゃ考えられない程窮屈であるように見えるけど、物質的な物で精神的にははるかに裕福だと思うし、そういう時代を覗きたいと思いますね。


●本作ではパルクールなどアクロバティックでスピード感溢れる動き見られますが、映像をご覧になっていかがでしたか? また、CGではなく生身のスタントを重視して撮影されていますが、斎藤さんご自身もチャレンジしたいと思いますか?
一枚一枚の構図が絵画的でジャスティン監督の繊細さが感じられましたね。アクションに関しても、生身の生物がぶつかり合う、その感動を覚えました。


●本作では自由を重んじるアサシン教団と秩序・規則を重んじるテンプル騎士団の対立が描かれていますが、斎藤さんはどちらに共感しましたか?
新しい作品の為にたまたまテンプル騎士団のような髪型になっていまして、主人公が倒していくテンプル騎士団を他人とは思えないですね。ビジュアル的にテンプル騎士団ですね。


●仲間のために自分を犠牲にすることも厭うなという掟で結ばれているアサシン教団の絆についてどのように感じられましたか?
アサシンは日本でいうと忍者が近いと思いますが、日本で描かれる「忍び」にもある、集められた精鋭の絆というのはありますよね。その中で厳しい掟や苦しい時間を共に過ごした中で芽生える連帯感とかに憧れますね。


●最後に映画を楽しみにしているファンに向けてメッセージをお願いします。
『アサシン クリード』は大ヒットしたゲームの実写化であり、そのゲームを知らない私でもその歴史に基づいた世界観にとても惹かれました。3Dで体感すべき作品が生まれたと思いますので、ぜひ『アサシン クリード』を劇場で楽しんでください。


(リアルサウンド編集部)