今年も残すところあと10日あまりとなり、忘年会を行う会社も多いだろう。楽しみにする人がいる一方で、本当は行きたくないのに断りにくい空気に負け、しぶしぶ参加する人もいる。
日本法規情報は「忘年会の参加強要はパワハラにあたるのか」という調査を実施し、12月20日に結果を発表した。
それによると約6割の人が「忘年会の参加強要はパワハラや嫌がらせ」と感じており、その理由について「本人の参加意思は自由だから」と回答していることが明らかになった。
4割が忘年会への「参加強要」を経験
調査は11月30日~12月12日に行い、887人から回答を得た。
「職場や学校などで忘年会に参加することを強要されたことはありますか」という質問に対して「ある」と回答した人は41%にのぼった。
続いて「忘年会の参加強要はパワハラや嫌がらせにあたると思いますか」という質問に対しては、64%が「パワハラにあたると思う」と回答。半数以上の人は問題だと思っているようだ。
その理由を聞くと、1位が「本人の参加意思は自由だから」(76%)。2位には「参加しないことにより理不尽な扱いを受けるから」(11%)が挙がるが、忘年会への不参加を理由に不当な扱いをするのは、パワハラになりかねない。
「パワハラに当てはめるのは過剰すぎる」という指摘も
一方、参加強要がパワハラに当たらないと思う理由としては1位が「コミュニケーションを取る機会として重要だから」(37%)、3位は「仕事の延長線上として大切だと思うから」(17%)となっている。職場でのコミュニケーションを補足する、いわゆる「飲みニケーション」の場として必要、ということのようだ。
一方で、「パワハラなどにあてはめることが過剰すぎると思うから」(32%)という意見も一定数あった。
「忘年会をすることについてどう思うか?」という質問に対しては、1位が「参加の自由があればいい」(40%)、2位が「親睦を深めるためには必要」(23%)、3位が「開催されれば参加する程度」(15%)などの回答が挙がっていた。
調査結果を見ると、当然のことながら忘年会そのものが嫌いなのではなく、個人の意思を無視して参加を強要されることに不快感を抱いていることがわかる。上司としては、「忘年会に参加して当たり前」と高圧的になるのでなく、「参加するかしないかは自由だ」、という柔軟な態度を取ることが求められそうだ。さもないと、パワハラ認定されてしまうかもしれない。