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カワサキ、2017年はラインアップを一新。全日本ロード参戦体制を発表

2016年12月21日 14:01  AUTOSPORT web

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柳川明
12月21日、カワサキはスーパーバイク世界選手権(SBK)のライダーを招いたプレスカンファレンスを行い、その場で全日本ロードレース選手権の参戦体制を発表した。

 カワサキは、これまでTeam GREENとして全日本ロードレースに参戦しており、運営をカワサキモータースジャパンが請け負っていた。来季はカワサキブランドを広く知ってもらうべく、『Kawasaki Team GREEN(カワサキチームグリーン)』とチーム名を変更して参戦する。

 また、ライダーについてもラインアップを一新。新たにホンダから渡辺一馬が移籍するほか、ST600クラスに参戦していた松崎克哉を起用すると発表した。

 ホンダ系チームからの電撃移籍となった渡辺は、2016年シーズンは世界耐久選手権に参戦して経験を積んだ。渡辺は自身のホームページで「2017年には心機一転、カワサキのトップチームであるチームグリーンへと移籍し、全日本チャンピオンを目指し、大きな責任を背負って戦います」とコメントしている。

 チームメイトとなる松崎は、2016年に全日本デビューを飾ったばかりの弱冠20歳。2016年はRS-ITOHからST600クラスに参戦。ルーキーイヤーでランキング6位に入る健闘を見せた。

 なお、昨年Team GREENから全日本ロードに参戦していた柳川明はコーチ兼ライダーとして第2戦鈴鹿2&4と第5戦オートポリスにスポット参戦を予定する。

 カワサキZX-10Rは2017年シーズンに向けてさらにパワーアップしたレース専用モデルZX-10RRも登場させた。オートポリスにおけるテストライダーのラップタイムは、スタンダードモデル比で1、2秒短縮しているという。2017年は新たな戦いが始まりそうだ。