ポルシェAGとエクソンモービルは、エンジンオイルの研究と開発における提携関係を2021年まで5年間延長すると発表した。
ポルシェとエクソンモービルは、過去20年間に渡りグローバルパートナーとして協力関係を構築しており、他の多くの自動車メーカーが近年採用しているようなひとつの自動車メーカー、オイルメーカー同士の提携関係の先駆け的な存在だ。
その関係はモータースポーツの分野にもおよんでおり、ル・マン24時間レースを含むLMP1とGTでポルシェのワークスプログラムをサポートするほか、ポルシェ・モービル1スーパーカップをはじめ、世界各国で開催されているカレラカップもサポートしている。
「エクソンモービルのような信頼のおけるパートナーは、素晴らしいサポートと高度な計画の達成を確実に提供してくれる。私たちはともに、ル・マンやデイトナなどの長距離クラシックスの優勝や、世界の最も重要な選手権のタイトル獲得において忘れ難い瞬間を祝ってきた」と語るのは、ポルシェ・モータースポーツ責任者のフランク・シュテファン・バリサー。
また、市販車でもほぼすべてのポルシェ車は0W-40のモービル1エンジンオイルを充填して工場から出荷されており、その数は提携を開始してから100万台を超えているという。
「エクソンモービルは、モータースポーツだけでなく市販車向けエンジンの開発においても我々の最も緊密で重要な提携パートナーのひとつだ。市販車向けエンジンには工場で高性能潤滑油のモービル1が充填されている。エクソンモービルは、これまでもポルシェのレーシングカーの性能向上に大きく貢献してきた。このように成功を収めた信頼のおける提携を継続することに期待を寄せている」とポルシェAG研究開発担当役員のミヒャエル・シュタイナーは語っている。
ポルシェとエクソンモービルの提携は、マーケティング、コミュニケーション、およびアフターセールスの分野も含まれており、今後も継続してさらに強化が図られることになるという。