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2016年のJRPAアワード決定。KONDO RACINGが大賞、中須賀が特別賞

2016年12月21日 12:32  AUTOSPORT web

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JRPAアワード大賞に選ばれたKONDO RACING。タイヤ無交換作戦でのドラマチックな勝利が受賞理由となった。
モータースポーツを撮影するプロフェッショナルフォトグラファーの協会であるJRPA日本レース写真家協会は、会員の投票により“その年一番のフォトジェニック”であるJRPAアワードを決定したと発表した。

 このJRPAアワードは2005年から行われているもので、62名のプロフォトグラファーの会員の投票により、記録や戦績だけでなく、“その競技においていかにフォトジェニックで、フォトグラファーの写心をくすぐる存在であるか”によって決められる。

 競技スタイルや、立ち振る舞いがフォトグラファーにとって魅力的であり、常に話題や撮影機会を提供し得る存在であり、“いかに『アツく』してくれるか”という視点で選ばれるほか、取材活動に対して紳士的な協力があり、親和的に接することができているなど、それらを総合的に評価して決定される。

 2016年は、大賞としてスーパーGT500クラスでシーズン2勝を飾ったKONDO RACINGが、特別賞には二輪全日本ロードレースJSB1000で5年連続チャンピオン、鈴鹿8耐連覇を成し遂げた中須賀克行が選ばれた。JRPAから発表された選考理由は下記のとおりだ。

JRPA AWARD 2016 大賞: KONDO RACING
 世界屈指のタイヤコンペティションが展開されるスーパーGT。『年に1勝できれば御の字」と言われる激しい戦いのなかで、タイヤの性能を最大限発揮する無交換作戦を的中させ、2016年に2勝を飾ったのがKONDO RACINGでした。レース終盤、タイヤが厳しくなりライバルたちが追いすがるなか、卓越したコントロールと、絶対に勝利を譲らない熱い闘志を見せつけてくれた佐々木大樹選手、柳田真孝選手の走り、そして作戦を見事的中させ、勝利のガッツポーズとともにみせてくれた近藤真彦監督の最高の笑顔は、我々フォトグラファーにとって素晴らしいシャッターチャンスを提供してくれました。

JRPA AWARD 2016 特別賞:中須賀克行選手
 前人未踏の全日本ロードレース最高峰クラス5年連続、7回目のチャンピオンを獲得。鈴鹿8時間耐久ロードレースでも2連覇と、現在の全日本ロードレースにおいて無類の強さをみせつけてくれた中須賀克行選手。もちろんそれだけでなく、見る者を魅了するライディングスタイル、オーバーテイク、そしてファンを熱狂させるパフォーマンス。我々フォトグラファーに限りないシャッターチャンスを提供してくれた中須賀選手に、JRPAアワード・特別賞をお贈りします。

歴代受賞者:(敬称略)
第1回(2005年)大賞:服部尚貴     特別賞:伊藤真一
第2回(2006年)大賞:鈴鹿サーキット  特別賞:北川圭一
第3回(2007年)大賞:ヨシムラジャパン 特別賞:大嶋和也
第4回(2008年)大賞:松田次生     特別賞:石井正美
第5回(2009年)大賞:ホンダNSX     特別賞:青山博一
第6回(2010年)大賞:小林可夢偉    特別賞:伊藤真一
第7回(2011年)大賞:水谷 勝      特別賞:アンドレ・ロッテラー
第8回(2012年)大賞:中嶋一貴     特別賞:中須賀克行
第9回(2013年)大賞:山本尚貴     特別賞:加賀山就臣
第10回(2014年)大賞:中嶋一貴     特別賞:亀谷長純
第11回(2015年)大賞:チームインパル  特別賞:ヤマハ発動機株式会社