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フェラーリ会長、伊メディアに対し、ベッテルは「感情を抑えドライブする必要がある」とコメント

2016年12月21日 12:11  AUTOSPORT web

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フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、セバスチャン・ベッテルが17年以降もフェラーリに残りたいのであれば”感情を抑え、冷静に”ドライブする必要があると語った。 

 15年、フェラーリ移籍後初のシーズンでベッテルは3度の優勝を飾り、メルセデスのふたりに次ぐランキング3位を獲得したが、続く16年は勝利を挙げることは叶わず、ランキングも4位へ落ちるなど厳しいシーズンとなった。

 ベッテルは16年のシーズン後半、予選でチームメイトのキミ・ライコネンに負け越し、チームはコンストラクターズランキングでレッドブルに抜かれ3位に終わった。

 また、メキシコGPでは競技委員長のチャーリー・ホワイティングとマックス・フェルスタッペンに対し無線で暴言を吐いてしまい、ベッテルはその件でFIAに対し謝罪文を送っている。

 ベッテルはスクーデリア・フェラーリの代表マウリツィオ・アリバベーネから、17年シーズン以降は「チーム内でのポジションを自分で獲得しなければならない」と申し渡された。マルキオンネは恒例のクリスマス前のブリーフィングでイタリアのメディアと話す際、フェラーリの現ドライバーのふたりの将来を精査している段階だと述べた。

「我々はドライバーふたりの将来に関して調査中だ。あらゆる状況を分析するなかで、他チームの人事にも目を配っていることは認める」とイタリアの日刊紙に対しコメント。

「だが、それは我々のドライバーを信じていないという意味ではない。ふたりを公平に、注意深く見守っている」

「私はライコネンの16年の成績には満足している。彼は17年も再び我々と共に戦うだろう。だが、その後はどうなる? 彼は引退したいんだろうか、それとも続けたいのだろうか?」

「ベッテルとは契約更新について話す時期ではない。まず、彼が17年に我々と過ごし、リラックスして戦えると感じられるかどうか、見極めが必要だからだ。大前提として、我々は彼に勝てるマシンを与えなければならない。さもなければ将来について話すのは意味をなさない」

「彼が我々と勝利を勝ち取りたいと願っていることは理解している。我々は彼にそれを約束しなければ。同時に、彼も冷静に、感情的にならずにドライブすべきだ」

「彼はコース上で勝負して他のマシンを負かすことを第一に考えるべきであり、個人的な口論に時間を費やすべきではない」