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英ヘンリー王子 母ダイアナ妃の事故死につき「考えるのも嫌でした」

2016年12月21日 11:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ダイアナ妃の死後「何年も辛い気持ちを押し殺していた」(出典:https://www.instagram.com/kensingtonroyal)
世界中の人々に愛された故・ダイアナ妃は、1997年にフランスを訪問。しかし恋人と共に車に乗ったダイアナ妃を撮ろうとパパラッチが後を追い、焦った運転手は猛スピードで走行。結果トンネル内で中央分離帯のコンクリートに正面衝突し、重傷を負ったダイアナ妃は36歳という若さでこの世を去ってしまった。この時まだ幼かった次男ヘンリー王子(32)は母の死を受け止めることができず、感情を押し殺したまま少年期を過ごしたとのこと。王子の活動に焦点をあてたドキュメンタリーでは、「考えるのも嫌だった」と母の死について語っている。

「英国の王子といえども、普通の子供時代を謳歌させてあげたい。」

そんな母ダイアナ妃の希望もあり、兄ウィリアム王子と共に楽しい幼少期を過ごしたヘンリー王子。しかしダイアナ妃は訪問先のフランスで事故に遭い、突然帰らぬ人となってしまった。最愛の母のあまりにも早い死につき、ヘンリー王子は新ドキュメンタリーの中でこう明かしている。

「実際に起きたこと(母の事故死)に、しっかり向き合うことはありませんでした。僕は多くの感情を押し殺して生きていたんです。これまでの人生の大半をね。とにかく母の死については考えるのも嫌だったのです。」

しかし立派な男性に成長したヘンリー王子は、ダイアナ妃が亡くなるまで積極的に取り組んでいたチャリティ活動を開始。それにより、生き方や考え方がおおいに変化したという。

「今の僕の人生観は、昔とは違います。」
「この僕は、幸運なことに人々に影響を及ぼす立場にいられる。そのことで心が奮いたちますし、力も湧くのです。」

かつては現実から目を背けていたヘンリー王子だが、時を経て母と同じチャリティ活動に貢献するなかで徐々に深い悲しみから立ち直ることができたそうだ。王子は今年、ダイアナ妃の死を回顧し「自分の思いを伏せていたことを後悔しています」とコメントしており、BBCに対しては以下のように語っていた。

「誰でも精神的に病むことがある。悩み苦しんでも良いのです。しかしその思いは人に話して伝えた方が良い。“悩みを抱えること=弱さ”ではありません。弱さとは、問題を抱えていながら気付かないこと。そして問題を解決しないことです。」

今もヘンリー王子は亡き母を思い、「母ならきっとこれに取り組むだろう」と思えることに積極的に関わっていると言う。ヤンチャ王子と呼ばれた彼が立派に成長し人々に尽くす姿をダイアナ妃が見れば、母であることを心から誇りに思うはずだ。

出典:https://www.instagram.com/kensingtonroyal
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)