ランボルギーニのフラッグシップモデル、アヴェンタドールに次世代モデルとなる『アヴェンタドールS』が登場した。
2011年のジュネーブショーでデビューしたアヴェンタドールは、6.5リッターV型12気筒エンジンを搭載。最高出力700馬力を誇るスーパースポーツカーだ。
今回発表されたアヴェンタドールSは、同じくV型12気筒エンジンを搭載しながら最高出力を740馬力に高めている。また、エンジン性能の向上にあわせて制御系統を最適化することで豊かなトルクカーブを実現。これにより0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は350km/h以上を記録する。
デザイン面は、空力性能を最大限に高めながらアヴェンタドールならではのデザインを残しつつ、カウンタックを思わせるリヤホイール・アーチをはじめ、これまでのランボルギーニが持つのアイコンを取り入れているという。
より攻撃的な印象になったノーズと前方に延長されたフロントスプリッターによって、ダウンフォース量が先代モデルと比べ130パーセントも増加。さらに、この改良でブレーキをはじめとする各部の冷却効率も向上している。
また、アヴェンタドールSには、ランボルギーニの生産車として初めて新四輪ステアリングシステムが採用された。
このシステムは、ドライバーのステアリング操作に対して瞬時にリヤホイールが反応。これにより低/中速域での回転半径を小さく抑え、俊敏性を高めつつ、高速域ではより安定した走りを実現させている。
なお現時点で価格や発売時期は未定となっている。
■ランボルギーニ・アヴェンタドールS
車両寸法:4797×2030×1136mm
トレッド:フロント1720mm リヤ1680mm
車両重量:1575kg
重量配分:43対57
最大出力:740HP(544kW)
最大トルク:690Nm
最高速度:350km/h以上