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フィリップ・ガレル監督最新作『パリ、恋人たちの影』、実子ルイ・ガレルがナレーターに

2016年12月19日 20:21  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2014 SBS PRODUCTIONS - SBS FILMS - CLOSE UP FILMS - ARTE FRANCE CINEMA

 フィリップ・ガレル最新作『パリ、恋人たちの影』のナレーションを、監督の実子であるルイ・ガレルが務めることが発表された。


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 本作は、『ギターはもう聞こえない』『恋人たちの失われた革命』『ジェラシー』などの作品を手がけてきたフィリップ・ガレルが、クロティルド・クローやスタニスラス・メラールをキャストに迎え制作したヒューマンドラマ。妻を持つドキュメンタリー作家のピエールが、若い研修員のエリザベットと出会ったことにより、男女の関係性が変化していく模様を描く。


 今回ナレーションを務めたルイ・ガレルは、日本では未公開の映画『これが私の肉体』でジェーン・バーキンと共演、2003年に名匠ベルナルド・ベルトルッチ監督作『ドリーマーズ』に出演し、国際的に注目を集めたフランスの若手俳優。主演作『恋人たちの失われた革命』にて、フランスのアカデミー賞とも呼ばれるセザール賞の有望若手男優賞に輝いた実績を持つ。


 映画のナレーションに初挑戦した本作では、主人公らが繰り広げる男と女の恋愛模様を俯瞰的に語っている。


 また、シアター・イメージフォーラム(東京)で、本作の公開に併せて開催される特集上映『Philipple Garrel RETROSPECTIVE2017』では、『失われた恋人たちの革命』、『愛の残像』、『灼熱の肌』、『ジェラシー』と、ルイ・ガレルの若き姿を収めた作品が上映される。(リアルサウンド編集部)