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MotoGP:スズキが復帰後初の表彰台を獲得/2016年振り返り 第5戦フランスGP

2016年12月19日 18:01  AUTOSPORT web

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マーベリック・ビニャーレス
第5戦フランスGPの舞台はル・マン、今年からMotoGPのオフィシャルタイヤサプライヤーとなったミシュランにとって初のホームレースとなった。

 初日のフリー走行は2回共、ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)がトップ。2日目のフリー走行3回目はアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が制したが、予選でポールポジションを獲得したのはロレンソ。ロレンソはポールレコードを更新し、ル・マンのMotoGPクラスで初めて1分31秒台を記録した。2番手にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、3番手にイアンノーネの順で続いた。

 決勝ではロレンソがスタートからリードし、後続にリードを広げて独走で今シーズン2勝目を記録した。レース序盤に2番手でロレンソを追ったイアンノーネは転倒リタイアに終わり、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が2番手、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が3番手でロレンソを追うが、レース中盤に追い上げてきたバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)がマルケス、ドビジオーゾも交わして2番手に浮上し、3人の2番手争いとなる。

 ところが、マルケスとドビジオーゾは2番手争いのバトル中にそれぞれ単独転倒。これでロッシが単独2番手となり、マーベリック・ビニャーレス(スズキ)が3番手に浮上。ロッシはそのまま2位でゴールし、ヤマハが2戦連続でワンツーフィニッシュを達成。ビニャーレスが3位に入賞し、スズキにとってMotoGP復帰後初の表彰台獲得となった。

 ポイントランキングでは、優勝したロレンソがトップに浮上。マルケスは再スタートし、13位に入賞したものの、ロレンソに5ポイント差のランキング2位に後退した。ロッシはマルケスと7ポイント差のランキング3位。