セルジオ・ペレスは交渉が難航した時にはフォース・インディアを去ることも考えたが、最終的には2017シーズンもチームに残ることがベストであると確信した。
ペレスはスポンサーとフォース・インディアとの間の商業協定に関する話し合いが長引いていたため、ルノーへの移籍も噂されていた。
不確かな状態で数カ月過ごした後、ペレスはついにフォース・インディア残留を発表した。その後エステバン・オコンが、ニコ・ヒュルケンベルグの後任としてペレスのチームメイトになることを発表した。
「一時は本気で(チームを去ることを)考えていた」とペレスは語った。
「フォース・インディアとの交渉が本当にうまくいかない時期があったんだ。僕の目標はあと1年チームに残ることだったけれど、この世界では何が起こるかわからない」
「契約を終えて正式発表するまでは、何でも起こりうる。前にそういう経験をしたことがあるよ」
ペレスは「ルノーだけでなく、他のチームからもいくつか誘いがあった」と語り、そのことが大きな自信につながったという。
「誘ってくれたすべてのチームに感謝したい。ドライバーとして他のチームから必要とされるのは本当に特別なことなんだ」
「少なくとも3、4チームから話があったから素晴らしい気分だった」
「でも僕にとってベストな将来はフォース・インディアに残ることだ」
ペレスはザウバーで何度か表彰台を獲得した後、2013年にマクラーレンに移籍したが、チームの低迷に苦しみ、自身の評判に傷をつけることになる厳しいシーズンを過ごした。
ペレスはこの経験が「間違いなく」彼をフォース・インディアに残留させる理由になったと語った。
「間違った決断をまたしたくない。チームに残るのは自分にとって最も安全な選択肢なんだ」
「僕はまだ26歳で、この先何年もの時間がある。次世代マシンがどうなるか、次に何が起こるか見ることにするよ」