BTCCイギリス・ツーリングカー選手権のトップチームであり、ホンダのワークス支援を受ける名門、チーム・ダイナミクスが、2017年から3台目のシビック・タイプRを投入。そのドライバーに2016年シーズン、インディペンデント・クラスへ参戦していたマット・シンプソンを起用すると発表した。
2016年にBTCCデビューし、スピードワークス・モータースポーツのホンダ・シビック・タイプRをドライブしたシンプソンは、インディペンデント・トロフィー部門でクラス15位に終わっていたものの、来季からトップカテゴリーを戦う“タイトル・ウイニング・チーム”へ昇格。晴れてマット・ニール、ゴードン・シェドンと並んでトップマシンのステアリングを握ることとなった。
「本当に夢を実現したような気分だ」とシンプソン。
「2015年末に、チーム・ダイナミクスが製作したマシンを購入してシリーズへの挑戦を始めて以来、ダイナミクスのスタッフは誰もが私を助けてくれた」
「マットとゴードンはいつも顔を会わせるたびにアドバイスを与えてくれたし、僕の成長を手伝ってくれた。そんなチームに参加できることで、この成長の輪が完成したような気分だよ」
シンプソンは、2016年と同様に彼が運営に携わるシンプソン・レース・エキゾースト・システムのカラーリングをまとったマシンでエントリー。ただし、シビック・タイプR自体は新しい仕様のK20C型2リッター直噴ターボエンジンを搭載。2016年のファクトリーチーム仕様とまったく同じパワープラントを搭載するマシンとなる。
シンプソンは「今はもう言い訳のできない状況になったわけだけれど、この緊迫感と重圧が良い結果につながることを祈るよ」と語っている。
「2017年はレギュラー陣に混じってトップ10入りすることが目標だし、シーズン終了までには表彰台も獲得できればと願っている」
「これは本当の第一歩になるし、僕は学びの場として確実に最高のポジションにいるわけだからね」