リバティ・メディアがF1取得に向けてまた一歩前進した。条件となる各国の反トラストおよび競争法関係当局による承認を得たことを同社は明らかにした。
9月にリバティ・メディアが主要株主CVCキャピタル・パートナーズなど、売り手のコンソーシアムから株式を購入する形でF1の筆頭株主になることで合意した。
リバティ・メディアはF1の親会社デルタ・トプコの株式を100パーセント獲得する予定であり、まずは18.7パーセントの取得を完了させた。
契約発表に際し、リバティ・メディアは、完全取得には一定の条件を満たす必要があると述べており、そのなかのひとつが「各国の反トラストおよび競争法関係当局による認可および承認」だった。
リバティ・メディアは16日、この条件をクリアしたと発表した。同社はこの後、株主およびFIAからの承認を得る必要がある。株主総会は1月17日に開催される。
すべてが順調に行けば、F1取得の手続きは2017年第1四半期が終わる前に完了するものとリバティ・メディアは予想している。