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メルセデスDTMドライバーのジュンカデラ、フォーミュラEへの参戦希望を明かす

2016年12月16日 21:21  AUTOSPORT web

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16年のDTMでは24位に終わったジュンカデラ
メルセデスからDTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦しているダニエル・ジュンカデラは、将来的にフォーミュラEに参戦するチャンスを探っていると明かした。

 ジュンカデラは12年のヨーロピアンF3でタイトルを獲得後、DTMで4年間戦い、16年シーズンは失意のシリーズ24位に終わった。

 現在25歳のジュンカデラは17年以降もDTM残留を希望しているが、メルセデスは未だにドライバーラインアップの発表を行っていない。彼は友人のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタや、フェリックス・ロゼンクビストも参戦するフォーミュラEへの参戦を検討しているという。

「フォーミュラEは良いシリーズだと思うし、ドライバーたちは参戦していてとても楽しいと、みな口を揃えて言うんだ」とジュンカデラは語る。

「正直に言うと、僕は電気自動車でレースをすることや、レース中にマシンの乗り換えが必要なことについて、最初は懐疑的な見方をしていたんだ」

「だけど、フォーミュラEは実際に、スタンドに集った多くのファンたちに良いショーを見せていることがわかった。それに、誰にとっても経験の少ない市街地でのレースは、ドライバーの真の才能が示される場だ。とても興味を惹かれるよ」と述べた。

 メルセデスは、フォーミュラE18-19シーズンへの参戦権を保有しているため、実際にジュンカデラがチャンスを掴む可能性がある。

「僕は現在、メルセデスのアンバサダーを務めている。今後はより深く関わっていけたらいいな」と彼は付け加えた。



 ジュンカデラは15年、16年とF3マカオGPに出場しており、先月アブダビで行われたGP2テストではカンポス・レーシングのマシンをドライブしている。