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ぼくのりりっくのぼうよみ、新メディア『Noah’s Ark』開設 CAMPFIREで運営資金募集

2016年12月16日 14:01  リアルサウンド

リアルサウンド

ぼくのりりっくのぼうよみ

 ぼくのりりっくのぼうよみが、オウンドメディア『Noah’s Ark』を運営することを発表した。


(関連:ぼくのりりっくのぼうよみ、“多様性の時代”をシビアに語る「選択肢自体はいっぱいあるけど、安直なものがデカ過ぎる」


 これは、12月15日に渋谷VISIONで行われたTHE BRIDGE Xオープニングイベントにてシークレットライブを行った際にステージで発表したもの。オウンドメディア『Noah’s Ark』は2017年1月から3月末までの期間限定での運営となっており、運営費用などはクラウドファンディングサイト『CAMPFIRE』でのプロジェクトで賄われる。クラウドファンディングの受付は、2017年1月23日23時59分まで行っており、リターンとして、今後リリースを予定していない新曲が用意されるという。


 なお、ぼくのりりっくのぼうよみは1月25日に2ndアルバム『Noah’s Ark』を発売することも決定している。(リアルサウンド編集部)


■ぼくのりりっくのぼうよみコメント


この度、期間限定でWeb上に展開するメディアを自分で作ることにしました!


自分が考え方に影響を受けたり、尊敬している方々と対談していく、という趣旨のものにするつもりです!


ぼくが2017年1月25日にリリースする2ndアルバムが「Noah’s Ark」というタイトルなのですが、これは、堕落した人びとが怒れる神によって大洪水で滅ぼされてしまう中で、唯一神に生きることを赦されたノアという人間が方舟を作って洪水を逃れる、「ノアの方舟」という聖書のエピソードに由来しています。


このアルバムを作る上でぼくは現代にノアの方舟を再現しようと試みました。
それは、今の世界で「ノアの方舟」と同じ状態が起こっているのではと思っているからです。



分かりやすく説明します。


つまり、ぼくたちの周りにある情報の量が多すぎるのです。


本来ぼくたちが情報を受け取って処理するプロセスは、
「受信→(反芻→経験との比較など→)理解→送信」という流れなのですが、


情報を受信する量が多すぎるために、
「受信→送信」という状態になってしまいがちです。
理解が追いつかないほどの情報に忙殺されています。
ですが自分の意志や感情は、身の回りの情報をきちんと咀嚼した上でのみ存在するとおもいます。


そうでなければ、これからどんどん増えていく可処分時間を、
日々量産されるコンテンツで埋めていくだけになってしまうのでは、とおもいます。


最近話題のキュレーションメディアの一件でも考えさせられましたが、
真摯な調査に基づいて導かれた正しい情報も、
アルゴリズムによって無限に生み出される粗悪な情報も、
おなじ「情報」として世の中に溢れています。


情報が氾濫する、まさしく「情報の洪水」の時代で、
きちんとものを考えることが出来るようになりたい。


テクノロジーがあらゆることのハードルを引き下げていく中で、
やりたいことはなんでも出来るようになるぼくたちにとって、
最も大事なものは自分の意志なのではないかとおもいます。


そして、その意志を生み出すのは、正しく理解して自分の血肉となった情報たちなのではないでしょうか。


ぼくは、情報を自分の知恵とするための武器が欲しいと、強く感じます。


だからそれを作ろうと思いました。


そのために、今回のメディア「Noah’s Ark」を企画しました。


情報の氾濫に飲みこまれずに生き残る術を持つ人びとと対談することで、
その武器を手に出来る、あるいはそのきっかけを得られると思ったからです。


きちんと予算を立てて、自分の目で、耳で得たものを形にしたい。
自分の作る音楽が、それをみなさんに伝える役に立つのではないかと思いました。


今回のメディア「Noah’s Ark」に支援してくれるひとのために曲を作ります。


この曲は、今後リリースされるCDや配信などでは一切取り扱いません。
ぼくの想いに支援する価値があると感じてくれるひとにだけ聞いてほしいからです。よければぜひ!


メディアの運営費用と、クラウドファンディングでしか聞けない新曲の制作費。
この二つを実現し、リターンに掛かる諸経費を含めた金額を集めたいです。


「Noah’s Ark」は2017年の1月~3月までに期間を限定して運営します。


その後は何かまとまった形に出来ればいいな、とぼんやりかんがえています!


(ぼくのりりっくのぼうよみ)