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森山直太朗、おぎやはぎ 小木に「さくら」MV出演断られた過去語る 「今考えると本当に良かった」

2016年12月16日 13:32  リアルサウンド

リアルサウンド

森山直太朗『大傑作撰』

 12月15日放送の『ミュージック・ポートレイト』(NHK Eテレ)にバナナマン・設楽統と森山直太朗が出演。それぞれ人生の節目で心に響いた「大切な音楽10曲」をテーマに語り合った。


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 2nsシングル『さくら(独唱)』が大ヒットとなった森山。「俺たち『さくら』のすぐ後ぐらいに会ってるんだよね。初めて」と設楽が投げかけ、続けて「後に聞いたんだけどさ。『さくら』のMV録る時におぎやはぎとバナナマンに出てもらいたいって」と森山に確認すると、森山は「言った。言った」と思い出す様に返答。しかし、MVには2組は出演していないことについて森山が「今考えると本当に良かったなと思いますね。小木(博明)の時点でストップされたんですよ」と当時を振り返り、「ヤダよ、こんなダセえ曲」と小木に出演を断られたことを明かし、設楽の笑いを誘った。


 『さくら(独唱)』は120万枚のセールスを記録し、森山は『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)への初出場も果たす。一気に頂点に立つものの、森山には複雑な思いがあったという。「当時は『僕に起こったことじゃない。乱れないぞ』とずっと自分に言い聞かせていて。(デビューの頃から)ハングリーな気持ちでやってきて『大番狂わせを起こしてやる』と思ってましたから。でも、(ヒットした後の)ビジョンがなかったんですよね」とコメント。「夏の終わり」「生きとし生ける物へ」などデビュー前からストックしていた曲がヒットするも、5年が経ちついに曲のストックがなくなる。そこで初めて自分と向き合い、何を歌うべきなのか考えた末に出来た楽曲が「生きてることが辛いなら」であったという。


 2015年活動小休止を宣言していた森山。一度音楽から離れた彼が思い出したのは、曲作りに夢中になった日々であった。「自分が曲を作り始めた時とか、デビューした頃の“情けない”というところと向き合って、曲の中で答えのようなものを見つけ出していたななんてことを思い出して。それを掘り下げることを怠っていたからいろんなものが滞っていたと思う」と森山はコメントし、もがき続ける自分を受け入れたことで出来たのが「金色の空」であった。


(向原康太)