カルロス・サインツJr.は、ルノーが自身との2017年シーズンの契約に関心を持っていたことが、彼がF1において高いレベルの実績をもたらしている証明だと考えている。
サインツJrは2017年末までトロロッソに残留する新たな契約をレッドブルと結んでいるため、2016年の後半にあったルノーからの誘いを断らなければならなかった。
サインツJrはレッドブルとともにタイトルを戦いたいと以前から語っているが、マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドが2018年末までの契約をレッドブルと結んでいるため、現状では不可能だ。
サインツJrは見込みは低いものの、引退したニコ・ロズベルグの後任としてメルセデスに加入する候補者としても浮上しており、彼は自分の将来に楽観的だ。
「ルノーのような将来のトップチームから興味深いオファーをもらうと、決断を下すのは簡単ではない」とサインツJrは語った。
「でも最終的にレッドブルと話し合った後、僕にとってベストなのはもう1年をトロロッソで戦うことだという結論に至った」
「ルノーからの興味深いオファーにサインしなかったことで、僕は落ち着きを取り戻した」
「今のようなパフォーマンスを保って向上し続ければ、チャンスが開けることは確かだ。チャンスを掴めるように、そしてトップチームへの道を切り開けるように僕はベストを尽くすつもりだ」
「今のところ、僕はトロロッソと戦うという正しい選択をしたと思うし、幸せだ」
サインツJrは2019年より前にレッドブルへ昇格できるかどうかの見込みは非常に厳しいことを認めているが、希望を捨ててはいない。
「レッドブルが今のドライバーたちに満足しているということを聞いてしまうと、僕のことを考慮してくれるかもしれないと考えるのはとても難しい」とサインツJrは語った。
「でも来年はすべてが変わるかもしれない。どちらかのドライバーが調子を崩したり、十分なパフォーマンスを発揮しなかったりしたら、突如レッドブルでのチャンスが僕に降ってくるかもしれない」
「現時点ではレッドブルは今のドライバーに満足しているようだ。2018年のうちに彼らが僕に翌シーズンのシートを考慮してくれると考えるのはとても厳しいかもしれない」
「だからこそ、F1における可能性のドアを開くために、2017年を強力なシーズンにする必要があるんだ」